科目情報
科目名 彫造研究 
クラス − 
授業の概要 彫刻で自分のイメージする形を表現する。素材は木。 
授業の到達目標 ・自然素材(木)から受け取る各自のイメージ(感受性)と向き合う。
・造形の基礎を理解した上で、対象を形として表現するだけに留まらず、自分の内面を表現に盛り込む。 
授業計画
内容
1木材、道具の説明
イメージを絵で表現する 
2粘土によるエスキース制作・粘土べら作り 
3エスキース制作仕上・原木から制作する大きさに木を切り出す 
4墨入れ・ノミの使い方 
5木取り(余分な部分をノコギリで切り取る)
 
6粗削り1 側面の形を切り出す・刃物研ぎ
 
7粗削り2 正面の形を切り出す 
8粗削り3 大きな形を意識して湾曲面の形を作り出す 
9中彫1  部分の大小の量の関係を作り出す 
10中彫2  他の木材を使い中彫りから仕上げまでのプロセスを学ぶ 
11中彫3  量と量のつながりを整える 
12仕上げ1 細部の量を作り出す 
13仕上げ2 ノミ跡を整えて細部に向かう 
14仕上げ3 細部仕上げ 
15合評会
完成作品の総合批評 
 
テキスト・参考書 テキスト・参考書は使用しない。必要に応じてプリント配布・参考作品・説明資料は提示する 
自学自習についての情報 対象の観察だけでなく、自分の内面も見つめ、表現することを目標にするため、書物・映画・友達との会話など自分が影響を受けるであろうものから、幅広い研究に臨むこと。 
授業の形式 実習 
アクティブラーニングに関する情報 作品制作の中間・完成後にグループディスカッションを行う 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 作品点 80%
出席状況20% 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 材料費が必要。刃物を使用する実習なので、注意事項をしっかりと守ること。作品を完成させるには日数を要するので、時間配分を計画して制作すること。 
担当講師についての情報(実務経験) 彫刻家として全国高校野球選手権大会の盾の原型制作をはじめ、野外モニュメント(立体彫刻)等の制作を行う。美術教育、色彩教育に関する教育研究会での講演、指導、へき地校のゲストティーチャーとしての美術実技指導、地域振興のための造形ワークショップ開催などを行う。