科目情報

科目名 西洋音楽史概論  クラス −  授業の概要 18世紀半ばから，20世紀初頭までの西洋芸術音楽の歴史を理解するための講義。 音楽を人間の精神的営為の歴史と捉え，さまざまな視聴覚資料を用いて，時代背景や社会の変化等との関連の中で音楽の変遷を考察する。  授業の到達目標 18世紀半ばから20世紀初頭までの西洋芸術音楽について，時代背景，ジャンルの特徴，音楽様式，代表的作曲家等について理解できるようになる。  授業計画 回 内容 1 西洋芸術音楽の特性について  2 交響曲の誕生：ハイドン  3 18世紀のオペラ：モーツァルト  4 近代音楽の成立：ベートーヴェンの交響曲  5 芸術歌曲の発展：シューベルト  6 市民社会の発展と音楽批評：シューマン  7 前期ロマン主義のピアノ音楽：ショパンとリスト  8 ベートーヴェン以後の交響曲：標題音楽  9 ベートーヴェン以後の交響曲：絶対音楽の理念  10 19世紀のイタリア・オペラ：ヴェルディ  11 19世紀のドイツ・オペラ：ヴァーグナー  12 音楽における民族主義：ムソルグスキー  13 フランス音楽の興隆：ドビュッシー  14 調性の崩壊：シェーンベルク  15 まとめと復習    テキスト・参考書 テキストは使用せず，毎回レジュメ及び資料を配布する。 参考書 �@久保田慶一ほか『古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』（音楽之友社, 1996年） �B高橋浩子ほか『西洋音楽の歴史』（東京書籍, 1996年） �A久保田慶一『西洋音楽史100エピソード』（教育芸術社, 2012年）  自学自習についての情報 講義の中では音楽作品の一部しか視聴することができないので，授業で言及した作品を図書館の視聴覚資料やインターネットなどを活用して視聴したり，楽譜を確認したりすること。 また，Live Campusを通じて必要な資料を前もって配布することがあるので，授業までにダウンロードして読んでおくこと。  授業の形式 講義  アクティブラーニングに関する情報 グループ・ディスカッションをおこなう。  評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） 受講態度40％，定期試験の結果60％ 毎回記入してもらうミニペーパーによって出席状況を確認すると同時に，理解度や積極性を評価する。  その他（授業アンケートへのコメント含む） できるだけ多くの作品を視聴できるよう視聴時間を増やす。  担当講師についての情報（実務経験） 教員免許状更新講習を担当した経験があり，その際のディスカッションで現場の先生方が直面した問題を講義の中でも考えていきたい。