科目情報
科目名 ベースボール型球技 
クラス − 
授業の概要 1.ベースボール型種目の特性やルール、ゲーム構造を学習する。
2.ベースボール型種目の個人技術および集団技術に関する知識・技術を学習し、習得する。
3.ベースボール型種目の段階的・系統的指導法およびゲーム運営の仕方を学習する。 
授業の到達目標 1.ベースボール型種目の特性やルール、ゲーム構造を理解し、説明することができる。
2.ベースボール型種目の個人技術および集団技術を理解・習得し、見本を見せることができる。
3.ベースボール型種目の段階的・系統的指導法を理解し、実践することができる。
4.ベースボール型ゲームを安全に、楽しく、マナーを守り運営することができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション
授業の概要、到達目標、進め方、評価方法などの説明 
2個人技術の習得と指導法@:投球、捕球
キャッチボールなどによる投球・捕球技術およびその指導法の理解・習得
投球技能テストの確認 
3個人技術の習得と指導法A:ゴロ捕球、フライ捕球
打球を処理する技術およびその指導法の理解・習得
ゲームを成立させるための最低限の守備技術を習得する
捕球技能テストの確認 
4個人技術の習得と指導法B:打撃
ティーバッティング、トスバッティング、ペッパーなどによる打撃技術およびその指導法の理解・習得
ボールを正確に捉える技術、打球を打ち分ける技術を習得する
打撃技能テストの確認 
5簡易ゲームの実践:アウトの取り方、走塁、基本的な状況判断
ゲームでのアウトの取り方や走塁技術およびその指導法の理解・習得
守備者および走者の基本的な状況判断やルールの理解 
6集団技術の習得と指導法@:カットプレー、カバーリングなどポジション別の動き方
内野手と外野手の連係プレーおよび打球に応じたカバーリングの理解・習得 
7集団技術の習得と指導法A:ダブルプレー、ランダウンプレー
内野手の連係プレーの理解・習得 
8技能テスト(投球・捕球・打撃) 
9ベースボール型種目の教材特性と指導にあたっての考え方
個人技術と戦略の関係性、ルールの積極的な変更 
10ベースボール型ゲームの導入、簡易ゲーム
あつまりっこベースボール、並びっこベースボールの実践とその指導法 
11ベースボール型種目の段階的指導法@(守備側の役割分担)
フィルダーベースボールの実践とその指導法
アウトを取る場所やカバーリング 
12ベースボール型種目の段階的指導法A(守備側の状況判断)
ブレイクベースボールの実践とその指導法
ストッププレーとブレイクプレーのどちらを優先するか 
13レベルに応じた指導、ルールの工夫@
Tボールやキックベースへの発展 
14レベルに応じた指導、ルールの工夫A
ソフトボールへの発展 
15ソフトボールの実践とその指導、技能テスト(投球・捕球・打撃)、授業の総まとめ 
 
テキスト・参考書 「ボール運動の教材を創る−ゲームの魅力をクローズアップする授業づくりの探究」岩田靖 著 大修館書店 
自学自習についての情報 ベースボール型種目の基本的なルールを予習して臨むこと。
技能テストを実施するので、各自実技力の向上に努めること。
特に授業後半におけるグループ学習の内容が深まるよう、ベースボール型種目の技術や戦術、指導法などについて各自学習すること。 
授業の形式 グラウンドにおいて、実技を中心とした授業を実施する。雨天時は体育館で実施する。 
アクティブラーニングに関する情報 ゲーム後にチームの課題を分析し、解決方法を考え、実践するというグループ学習を実施する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1.授業への参加意欲・態度:40%
2.技能テスト:60% 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 将来教員としてベースボール型種目を指導することを念頭に置き、自ら実技をするだけでなくベースボール型種目の特性や指導法などを理論的に学習する授業であることを意識すること。 
担当講師についての情報(実務経験) 野球の指導経験(小学生から大学生まで)、およびゲーム分析や動作分析などの科学サポート経験を有する。以上の経験を活かしながら授業を行う。