科目名 |
教育哲学特論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
教育哲学や道徳教育に関する文献の講読や討論をとおして、教育哲学の理解をより深めていく。履修人数によっては受講生の要望も取り入れるので、第1回の講義には必ず参加すること。受講生は各自、事前にテキストを精読し、論点をまとめておくこと。毎回、かなりの予習量になると思われるので、きちんと準備することを忘れずに。 |
授業の到達目標 |
・文献の講読によって、教育哲学者の思考方法を理解できる。 ・教育哲学的観点から、教育事象や理念について討論できる。 ・各自が、教育学を基盤とした主張・論文を論述することができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 近代教育学と『エミール』 |
2 | 道徳と倫理の教育 |
3 | フマニテート思想の誕生 |
4 | 数学における美と抽象化について |
5 | 美的教育思想の形成と展開 |
6 | 啓蒙思想期の知識学と超越論的な教育思想 |
7 | 子どもと超人に関する教育学的理解 |
8 | 20世紀の精神諸科学の基礎づけと教育学への視点 |
9 | 現象学的教育学について |
10 | 教育学的人間学について |
11 | 教育学的人間学の展開 |
12 | 文化における人間形成と教育学 |
13 | 近代教育思想の成立と宗教の世俗化 |
14 | ガルテンと教育学 |
15 | 教育的思考の現在 |
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テキスト・参考書 |
上記の授業計画は、笹田博通 編著『教育的思考の歩み』(ナカニシヤ出版、2015年)を想定しているが、これ以外の文献も読んでいくので、詳細は第1回の講義において話し合い、決定する。 なお、テキストの詳細について、履修希望の院生は相澤に問い合わせること。 |
自学自習についての情報 |
教育哲学に関する文献を分析し、教育学的思考の形成を図っていくので、毎回きちんと読み込んでくること。 |
授業の形式 |
演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
毎回、担当箇所に関するプレゼンテーションとグループディスカッションを行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
特別な事情を除いて、欠席不可。 積極性5割、理解度5割。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
理論と実践を架橋を意識して講義していきます。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
高専生に教えていた経験を活かし、理論が教育学研究にどのように応用できるか考えて授業を進めていきます。 |