科目名 |
臨床心理学研究法特論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
臨床心理学は「心」という目に見えない対象を科学的に研究する学問である。その研究方法を学ぶことは、心理学の知見がどのようにして得られるのか、科学としての心理学とは何かを理解するのに必要不可欠である。ここでは、実証的な心理学研究に用いられる代表的な研究法について学び,実際に研究を進める(研究計画を立て,実験や調査を実施し,結果を分析・考察して論文にまとめる)ための基礎的な力を養う。 |
授業の到達目標 |
1.科学的な研究方法とは何かを理解する。 2.代表的な心理学研究法の特徴を説明できる。 3.心理学の研究プロセスをイメージし,テーマに基づいた研究計画を立てることができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション |
2 | 臨床心理学研究法とは何か(実証の考え方) |
3 | 代表的な研究法 |
4 | 実験法 |
5 | 検査法 |
6 | 質問紙調査法 |
7 | 観察法 |
8 | 面接法 |
9 | 研究の実施(研究計画の立て方) |
10 | 研究の実施(研究計画の進め方) |
11 | 臨床事例論文の書き方 |
12 | 研究論文の倫理 |
13 | 研究論文を読む(1)主に質問紙調査法 |
14 | 研究論文を読む(2)主に実験法 |
15 | 研究論文を読む(3)主に観察・面接法 |
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テキスト・参考書 |
教科書:「初心者のための 臨床心理学研究実践マニュアル」津川律子・遠藤裕乃 著 金剛出版 参考書:「心理学研究法―心を見つめる科学のまなざし―」高野陽太郎・岡隆 著 有斐閣アルマ |
自学自習についての情報 |
初回にグループ分けと発表担当箇所の分担を行う。各グループで事前に資料を作成し,発表の準備をすること。 また,全員が教科書の次回予定分に目を通してくること。 |
授業の形式 |
講義および受講者による発表・討論を行う。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
グループ・ディスカッションを適宜行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
発表、討論内容、レポート,その他授業への参加態度等により、総合的に評価する(100%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし |
担当講師についての情報(実務経験) |
教育現場では小中学校のスクールカウンセラー、大学の学生相談、医療現場では精神科病院・クリニック、福祉現場では3歳児健診や親子健やか相談、育児相談などで、心理職としての実践を積んできた。臨床心理士、公認心理師。 |