科目情報
科目名 学校教育実践総論XIV 
クラス − 
授業の概要 学校なしに教員の業務は成り立たず、けれど、学校目標から教員の業務が直接に導かれる訳でもない。そんな学校の存立基盤と具体的事実について、学生の経験も踏まえながら考察し、学校の実際をより説明できるようになるとともに、学校の近未来を展望できることを目指します。 
授業の到達目標 学校に関する基本的な理解ができるようになるとともに、学校に参画する自身の立ち位置に関する指針を得ること。 
授業計画
内容
1イントロダクション、学校と教育との関係−国民国家の誕生と近代学校の成立(1) 
2国民国家の誕生と近代学校の成立(2)−グローバル化とローカル化 
3学校批判(1)−教育改革論 
4学校批判(2)−脱学校論

 
5学校の経営活動と教育活動(1)−個業性と分業・協業性
 
6学校の経営活動と教育活動(2)−目標達成とサイクル、評価
 
7教職員とくに教員の職務(1)−労働資源としての認知と感情
 
8教職員とくに教員の職務(2)−権限と裁量
 
9学校での意思形成と意思決定(1)−状況認識とバイアス
 
10学校での意思形成と意思決定(2)−官僚制とコミュニケーション的行為 
11教室でのコミュニケーション(1)−児童・生徒と教員
 
12学校でのコミュニケーション(2)−教職員、保護者、地域住民、教育委員会 
13教職員の職能開発と研修(1)−教職への社会化と信念
 
14教職員の職能開発と研修(2)−相対化と笑い 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 テキストはありません。以下の文献を参照してください。

高見 茂・服部憲児編『教育経営』協同出版、2017
山崎準二・榊原禎宏・辻野けんま『「考える教師」−省察、創造、実践する教師−』学文社、2012
小川正人・勝野正章『教育行政と学校経営』放送大学教育振興会、2012
堀内 孜編『公教育経営の展開』東京書籍、2011 
自学自習についての情報 「クエリの森」やJ-Stageに所収されている、授業者の論文を読んで授業に臨んでください。 
授業の形式 講義を基本に進めます。 
アクティブラーニングに関する情報 資料の分析、要約、発表、意見交換を進めます。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎回の授業の振り返り(30%)、ミニワーク(40%)、まとめの発表(30%)で評価します。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 学校というワンダーランドに身を置くことに、期待と不安の混じった気持ちを抱く人の参加を歓迎します。
 
担当講師についての情報(実務経験)