科目情報
科目名 西洋史特論II 
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授業の概要 15世紀後半から18世紀後半にかけての300年は西洋史において近世と呼ばれる。ヨーロッパではこの時期に中世と異なる新しい政治社会がかたちづくられた。本授業では、そうした変化の諸相について17世紀を中心に見ていく。特に三十年戦争(1618〜1648)に焦点を絞る。 
授業の到達目標 ・近世という時代の特徴を、古代〜現代の長い時間軸のなかで考える。
・近世史を例に、ヨーロッパの諸地域を俯瞰し比較する視座を築く。
・グローバル化の初期における世界とヨーロッパの関係について考える。
・歴史において政治・社会・経済・軍事といった諸分野が相互にどのように連関しているのかを考える。 
授業計画
内容
1イントロダクション:時代区分と地理区分 
217世紀のヨーロッパと世界  
3歴史のなかの三十年戦争 
4神聖ローマ帝国 
5オーストリア・ハプスブルク家 
6ヨーロッパとオスマン帝国 
7スペイン複合君主政 
8バルト海帝国 
9ボヘミアとオランダ 
10帝国の内乱 
11ヨーロッパ大戦@デンマークとスウェーデン 
12ヨーロッパ大戦Aハプスブルク家とブルボン家 
13近世の戦争と軍隊 
14ウェストファリア条約 
15まとめ 近世ヨーロッパと三十年戦争 
 
テキスト・参考書 金澤周作ほか編『論点西洋史学』ミネルヴァ書房(2020年);G. Parker, The Thirty Years War, 2nd.ed. 1997. 
自学自習についての情報 英文テキストをあらかじめ読解することが求められる。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 受講者同士でディスカッションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席回数と授業の参加度を総合的に評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし