| 科目名 | 政治学特論II | 
    
     | クラス | − | 
 | 授業の概要 | 今日第二次世界大戦後自明とされていた政治的価値観が大きく動揺しており、世界は変動の時代を迎えていると言える。本授業は、こうした変化に対処しうる知見を得るために、様々な政治的観念や政治的価値を政治思想史的観点から、つまりそれらが生みだされた社会的背景の中で改めて捉え直して、それらの意義を再検討する。 | 
 | 授業の到達目標 | 1.現在しばしば誤解されているさまざまな政治的観念、政治的価値について、正確な理解を得ることができる。 2.政治思想史に関する基礎的知識を修得することができる。
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 | 授業計画 | 
   
    | 回 | 内容 |  | 1 | イントロダクション |  | 2 | 古代の民主主義について |  | 3 | 様々な権力観について |  | 4 | 主権概念の誕生と変容 |  | 5 | 代表されるとはどういうことか |  | 6 | 教会あるいは宗教と国家について |  | 7 | 二つの自由概念 |  | 8 | 社会主義について |  | 9 | アメリカ独立の思想的系譜について |  | 10 | 「民族」概念の発生と変化について |  | 11 | 独裁に関する諸理論 |  | 12 | 現在の政治理論における「市場」の多様な捉え方について |  | 13 | 公共性を巡る今日の思想状況について |  | 14 | 今日の民主主義論について |  | 15 | 最終考察 |  | 
 | テキスト・参考書 | 参考書『政治機構論講義』(的場敏弘著、有斐閣) | 
 | 自学自習についての情報 | 毎回、次回で取り上げる事柄を伝えるので、前もって調べておくこと。授業の後、内容を自分なりに振り返っておくこと。 | 
 | 授業の形式 | 基本的には講義形式で行う。 | 
 | アクティブラーニングに関する情報 | 適宜ディスカッションを行う。 | 
 | 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) | 1.授業への参加態度(50%) 2.課題レポート(50%)
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 | その他(授業アンケートへのコメント含む) | 特記事項無し | 
 | 担当講師についての情報(実務経験) | 免許更新講習講師、高校生への授業提供、京都市教育委員会夏季研修講師の経験がある。 |