科目名 |
社会哲学特論II |
クラス |
− |
授業の概要 |
現代社会の諸問題について考察するための基本的視座となる哲学的・倫理学的な見方・考え方について、義務論、功利主義、ロールズの正義論、互恵主義など代表的な学説を取り上げながら検討する。 |
授業の到達目標 |
1.判断や選択のための基礎となる代表的な哲学的・倫理学的な学説について理解している。 2.現代社会の諸問題について多面的・多角的に考察することができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 授業のガイダンス |
2 | 1 選択・判断のための準備/1.1 結果か動機か;義務論と帰結主義 |
3 | 1 選択・判断のための準備/1.2 価値の単一性と複数性 |
4 | 2 幸福の最大化;功利主義/2.1 量的な一元化 |
5 | 2 幸福の最大化;功利主義/2.2 社会的な最大化 |
6 | 2 幸福の最大化;功利主義/2.3 計算可能性の問題 |
7 | 2 幸福の最大化;功利主義/2.4 選好功利主義 |
8 | 3 正義と公正;ロールズ/3.1 功利主義と内訳の問題 |
9 | 3 正義と公正;ロールズ/3.2 原初状態と無知のヴェール |
10 | 3 正義と公正;ロールズ/3.3 正義の二原理 |
11 | 3 正義と公正;ロールズ/3.4反省的均衡と正義の感覚 |
12 | 4 互恵主義/4.1 当事者の動機づけの問題 |
13 | 4 互恵主義/4.2 互恵的な「中間的妥協」 |
14 | 4 互恵主義/4.3 囚人のジレンマと二つの解決 |
15 | 4 互恵主義/4.4 タテの倫理とヨコの倫理 |
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テキスト・参考書 |
テキストはもちいず、資料プリントを配布する。 |
自学自習についての情報 |
第2〜15回は配布資料および授業内容について復習し、取り上げたテーマの概要について十分理解を深めておくこと。また第15回は授業全体の総括を踏まえて、最終レポートを作成する。 |
授業の形式 |
演習を取り入れた講義形式 |
アクティブラーニングに関する情報 |
できるだけディスカッションを行いながら授業を進める。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への参加状況と課題レポートなどにより総合的に評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし |
担当講師についての情報(実務経験) |
特記事項なし |