科目情報
科目名 物理学特論II 
クラス − 
授業の概要 素粒子の標準理論の物理現象を実験的な観点で学ぶ。放射線計測やヒッグスの生成断面積の計算方法を演習する。 
授業の到達目標 素粒子物理の実験の概要が理解できる。統計処理、グラフ描画を含んだデータ処理のツールを使いこなせるようになる。 
授業計画
内容
1Linux環境のセットアップと使い方 
2データ解析ツールのROOTやPythonについて 
3パイオンの崩壊からニュートリノビームを作る 
4陽子の中のクォークとグルーオンの分布 
5ヒッグス粒子の崩壊比と生成断面積を計算する 
6高エネルギー反応のシミュレーション 
7超対称性モデルと強い相互作用結合定数 
8Geant4による電磁シャワーのシミュレーション 
9ベータ崩壊の理論、中性子の寿命の計算 
10プランクの放射式とバーゼル問題などの数学理論について 
11比熱、熱伝導などの基礎理論となる統計物理学について 
12実験を支える電子技術について、ラズパイ、arduino、FPGA技術など 
13電子技術の演習1 
14電子技術の演習2 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 http://atlas.kek.jp:ROOTを使った素粒子実験計算入門 
自学自習についての情報 web pageの演習問題を virtualBox, WSLなどをWindows PCに入れるか、貸出パソコンで演習する。 
授業の形式 輪講形式とする。 
アクティブラーニングに関する情報 演習を中心としたアクティブラーニングの授業です。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 受講の姿勢、理解の到達度を評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講者の希望により電子回路の演習を行うことがある。 
担当講師についての情報(実務経験)