| 科目名 | 音楽科教育教科内容論II | 
    
     | クラス | − | 
 | 授業の概要 | 学校教育で指導する音楽教材を取り上げ、歌唱指導及び発声法について研究する。また作品の作詞・作曲者、時代背景、詩の内容、音楽を分析し、どのように指導をすればより豊かな表現となり得るのか、教科の教育内容を教科専門の立場から考察する。 | 
 | 授業の到達目標 | 自ら教材となる作品に取り組み、内容分析、歌唱法を工夫し、その実践によりそれぞれの曲に応じた歌唱指導における総合的テクニックを習得する。また模範となる歌唱力、表現、発声法を身につけ、教科専門理論と共に教育現場で応用ができる力を身につける。 | 
 | 授業計画 | 
   
    | 回 | 内容 |  | 1 | 日本語のディクションのポイント〜日本語の言葉と歌の結びつきについて〜 |  | 2 | 小学校歌唱共通教材について(1)〜その特徴と内容について〜 |  | 3 | 中学校歌唱共通教材について(2)〜歌唱指導研究〜 |  | 4 | 日本歌曲の正しい発声法 山田耕筰の歌曲から選択(1) |  | 5 | 日本歌曲の正しい発声法 邦人作曲家の歌曲から選択(2) |  | 6 | イタリア・カンツォーネ |  | 7 | ドイツリート(シューベルトの歌曲から) |  | 8 | ドイツリート(モーツァルト、ベートヴェン、シューマン、ブラームス等の歌曲から) |  | 9 | 中間研究発表(日本歌曲・カンツォーネまたはドイツリート) |  | 10 | 研究発表を通して歌唱の実践指導(自らの声を分析し、指導法を確立) |  | 11 | オペラアリアまたは重唱を選択、研究 |  | 12 | 役作り、役の性格、歌唱についての研究 |  | 13 | 伴奏合わせ(1) 演技をつけての歌唱表現法
 |  | 14 | 伴奏合わせ(2) 歌曲とオペラの発声法について
 |  | 15 | 伴奏合わせ(3) リハーサルとまとめ
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 | テキスト・参考書 | テキスト:受講者の声種や希望曲に合わせて、楽譜を配布する。 | 
 | 自学自習についての情報 | 実技の授業なので授業以外での練習時間、作品についての下調べをする時間を多くとること。 | 
 | 授業の形式 | 受講者による模擬授業形式(調査、分析、情報整理、活用、発表、実技、演奏含む)及び個人レッスン | 
 | アクティブラーニングに関する情報 | 少人数での授業なので、常にディスカッションを行い、問題点の指摘やアドヴァイスの方法などアイデアを出しあい、指導法につなげていく。 | 
 | 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) | (2) 授業への積極性 30% (3) 指導力     30%
 (4) 実技試験    40%
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 | その他(授業アンケートへのコメント含む) | この授業は自らの歌唱力を身につけるだけではなく、指導力の向上も目的としており、それぞれの発声法を開発し、積極性ある姿勢で臨むこと | 
 | 担当講師についての情報(実務経験) | プロの声楽家としても豊かな経験があり、幅広いレパートリーを持っている。 また指導実績も多く、学校教員として模範となりうる歌唱ができるよう、また指導において役立つ内容を含め、授業を進めていく。
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