科目情報
科目名 中等保健体育科教育IV 
クラス − 
授業の概要 この授業では,模擬的授業の計画,実践,振り返りという一連の流れを学生相互で経験しながら,確かな学習成果を保証できる保健・体育の授業を構成し運営するために必要となる視点について,さらに深く学習する。その際,体育授業におけるICT機器活用の事例についても考察し,自身の活用スキルを高める。 
授業の到達目標 1)インストラクション,マネジメント,相互作用の技術を活用しながら,保健・体育授業を展開することができる。
2)期間記録法,相互作用行動観察法,学習従事観察法等を活用しながら,体育授業を観察記録することができる。
3)体育授業におけるICT機器の活用について理解を深めることができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション グループ編成と模擬授業映像の視聴 
2体育授業におけるICT機器の活用についての展望 
3デジタル技術概論 bitから情報圧縮技術等まで概観 
4映像コンテンツの作成1 インストラクションや認知的学習場面での活用 
5映像コンテンツの作成2 運動学習場面での活用 
6模擬授業1・体つくり運動系 
7模擬授業2・器械運動系 
8模擬授業3・陸上競技系 
9模擬授業4・球技・ゴール型系 
10模擬授業5・球技・ネット型系 
11模擬授業6・球技・ベースボール型系 
12模擬授業7・武道系 
13模擬授業8・体育理論 
14模擬授業の振り返り 
15まとめ 保健体育科教育・教師教育の展望 
 
テキスト・参考書 テキスト:中学校学習指導要領解説 保健体育編,高等学校学習指導要領解説 保健体育編(最新版)
参考書:新版体育科教育学入門(高橋健夫ほか編著:大修館書店),月刊誌体育科教育(大修館書店),新・中学保健体育(学研・中学校保健体育科教科書),現代高等保健体育(大修館書店・高等学校保健体育科教科書) 
自学自習についての情報 模擬授業後にはリフレクションシートの提出を求めます。模擬授業を振り返りながら授業外時間に執筆してください。 
授業の形式 講義,演習,模擬授業,討議 
アクティブラーニングに関する情報 少人数のグループ単位で,体育分野の50分間の模擬授業を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) グループワークと模擬授業への参加貢献(40%),リフレクションシート、レポート等の提出物課題(60%)を総合して評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 授業アンケートの結果から,履修への関心意欲が二極化している可能性が考えられますが,履修に際しては実習前の貴重な時期であることを心にとどめるようにしてください。
受講人数や新型感染症等への対応等により,受講生へ説明した上で授業計画を変更したり,対面,オンライン,課題学習,補講等の授業形態をとることがあります。 
担当講師についての情報(実務経験) 担当講師は,体育科教育学,体育授業研究,体育教師教育に関する研究をすすめていますが,大学の教員となってからも,小中高等学校等の現場において,研究成果を踏まえた実際の体育・保健体育の授業を行っていて,その経験を含めた授業内容を計画しています。