科目情報
科目名 中等工芸科教育II 
クラス − 
授業の概要 学校教育における工芸教育の意味や内容について理論的に考察する。
素材や技法に応じた教材研究を行い、その指導法の研究、指導案作成へと発展的に展開する。
グループ討議やディスカッション等の演習を通して、教科指導の実践的諸能力や態度の形成を進める。 
授業の到達目標 ・人間形成における「手でものをつくること」の意味を理解し、工芸教育の今日的意義について理解を深める。
・高等学校芸術科「工芸T、U、V」を指導することを前提に、教科に関する専門的能力を、応用・発展的な授業へと実践的に展開していく教材開発能力と指導力を身につける。 
授業計画
内容
1学習指導要領の研究(指導要領を通して工芸をみる) 
2工芸の現場を知る(文化や伝統から考える地域の工芸) 
3生活の中の工芸(形態と機能) 
4素材や技法から考える教材研究1(陶芸)・成形 
5素材や技法から考える教材研究1(陶芸)・成形仕上げ 
6素材や技法から考える教材研究1(陶芸)・施釉 
7素材や技法から考える教材研究2(金工)・素材/技法体験
 
8素材や技法から考える教材研究2(金工)・仕上げ
 
9素材や技法から考える教材研究3(木工)・素材/技法体験 
10素材や技法から考える教材研究3(木工)・仕上げ 
11素材や技法に応じた教材研究・生活デザインへの振り返り 
12指導法研究、指導案検討、指導案作成(グループ演習) 
13指導案発表、ディスカッション(陶芸を中心として) 
14指導案発表、ディスカッション(金工・木工を中心として) 
15教育現場での実践事例研究(鑑賞)
工芸教育の今日的意義について 
 
テキスト・参考書 テキスト・文部科学省『高等学校学習指導要領 芸術(音楽・美術・工芸・書道)編』(最新版)、(その他の資料は随時配付、紹介する。) 
自学自習についての情報 教材研究等を授業時間外で行なう場合がある。その際の実習室や道具類の使用は教員と相談の上決定する。 
授業の形式 講義・演習 
アクティブラーニングに関する情報 グループによる共同研究形式の演習、発表、ディスカッション等 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 教材開発の成果(40%)、指導案・模擬授業の発表内容(40%)、授業への参加度(20%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験) 芸術大学および公立高校での教員経験があり、工芸の専門性を教科指導や学校現場との関連において捉えることができるよう工夫している。