| 科目名 |
中等農業科教育II |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
中等農業科教育Iで修得した農業教育に関する基礎的知識をもとに，実際の教室で授業するための教育技術を身に付ける．座学，実習の両方で生徒をうまく指導するための技術を講述するとともに，模擬授業などを通じて理解し体得する．そして熟練教員の授業風景をビデオで確認したり，農業高校の教員との意見交換や現場見学などから，さらなる実践力の向上を図る．農業高等学校または高等学校農業科の見学は，農業科または林業科どちらかとなる予定． |
| 授業の到達目標 |
農業自体が有する普通教育としての教育力および高等学校農業科の専門教科としての目標・内容などの基礎的事項を理解するとともに，教科農業の授業の実践的能力（学習指導力）を身につける（中等農業科教育Iに同じであるが，より実践的な知識と技術の修得が中心となる）． |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | 高等学校農業科（以下，農業科）における技能学習とは |
| 2 | 農業科における技能の習得過程と習熟 |
| 3 | 農業科における技能学習を規定する要因 |
| 4 | 農業知識や農的態度の習得のための指導法 |
| 5 | 態度形成の段階と教育 |
| 6 | 農業学習における思考力とその指導法 |
| 7 | 近畿圏を中心とした農業高等学校の種類とその特徴等 |
| 8 | 近畿圏を中心とする農業科教員の採用とその特徴等 |
| 9 | 農業科の授業における教育技術 I ー指導案の意義と作成ー |
| 10 | 農業科の授業における教育技術 II −模擬授業Iー |
| 11 | 農業科の授業における教育技術 III −模擬授業IIー |
| 12 | 農業高等学校の現状・実態と課題 |
| 13 | 農業科の授業実践とその特徴 −現場見学を中心にー |
| 14 | 農業高等学校附属農場（附属演習林）の形態と運営 −現場見学を中心に― |
| 15 | 学校農業クラブ（FFJ)とは
試験 |
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| テキスト・参考書 |
参考書：七戸他 『農業の教育力』 農山漁村文化協会 木島 『教育としての栽培・園芸』 近代文藝社 など． |
| 自学自習についての情報 |
授業時に，自習すべき事柄を必要に応じて示す．授業時に配布する資料で授業中に通して読めなかったものについては後日，熟読しておくこと． |
| 授業の形式 |
講義，討論，演習，模擬授業の実践，授業見学（見学先は農業科の高校または林業科の高等学校を，IとIIとに分けてどちらも見学する）．
授業はすべて4日間の集中講義となる． |
| アクティブラーニングに関する情報 |
授業中に教師から学生に対して多くの思想質問（考えなければ答えられない質問）を投げ掛ける．この質問への解答を含め，討論，演習形式の授業においては積極的に発言するなど，自主性を発揮してほしい．見学先でも先生・生徒に大いに質問するなど積極的に情報収集に努めてほしい． |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
授業中の学習態度（授業に積極的に取り組む意欲）2割，最終テスト6割を目処とし，模擬授業の学生同士の評価2割を加味して総合的に評価する． |
| その他（授業アンケートへのコメント含む） |
基本的に，本授業はIを履修した後に受講すべきである．が，考慮するに足る事情があり，IIを先に受講を希望するときには，担当教員の土屋まで相談されたい．
後半に実施予定の模擬授業は受講学生数により実施の時間と回数が変化する．また，見学には2または3コマ分を費やすことになる． |
| 担当講師についての情報（実務経験） |
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