科目名 |
教育社会学特講 |
クラス |
− |
授業の概要 |
・本授業では、教育社会学のより専門的な議論や考え方を学び、教育問題に対して社会学的にアプローチする方法・視点を習得する。 ・授業では、教育社会学の各主要テーマを取り上げ、基本的な用語や考え方を解説しながら、参加者の関心に合わせて文献・資料を講読していく。テーマは、教育格差、学校教育論、社会的排除論、教育政策、社会的公正など幅広く設定する。 ・授業を通じて、参加者個々人の問題関心を掘り下げつつ、教育社会学の視点から問題を捉える方法や視点を身につける。 |
授業の到達目標 |
・教育社会学の文献を読み、内容・知見を要約することができる。 ・教育社会学の学問上の特徴やテーマの特性を説明することができる。 ・自身のもつ問題関心について、教育社会学の観点から説明することができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション |
2 | 学歴社会論(学歴と日本社会) |
3 | 社会階層と教育(社会階層と社会移動・教育達成) |
4 | 教育格差と不平等(教育の不平等) |
5 | 課題報告 1 |
6 | 生徒文化論(中学校・高校の生徒文化とその背景) |
7 | 教員文化論(日本の教員の仕事のあり方や教育意識) |
8 | ジェンダーと教育(男女格差と学校教育) |
9 | 高校進学とトラッキング(高校ランクごとの学校文化と選抜システム) |
10 | 課題報告 2 |
11 | 非行・いじめ(青少年の非行の背景・いじめの問題構造) |
12 | 不登校・児童虐待(不登校の実態とその背景) |
13 | 教育政策と新自由主義(日本の教育政策とその特徴) |
14 | 課題報告 3 |
15 | まとめ−教育社会学で〈教育〉を考える |
|
テキスト・参考書 |
参考書:酒井朗・多賀太・中村高康編、2012『よくわかる教育社会学』ミネルヴァ書房。 |
自学自習についての情報 |
各担当パートに関わるテーマの文献・記事を図書館等で収集し、整理しておくこと。 |
授業の形式 |
少人数の演習形式で進める。授業内で発表・報告を担当する。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
課題の発表、全体でのディスカッションなどが含まれる。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業内での課題(ショートレポート・文献要約など)(50%)、最終レポート(50%)、などで評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
様々な本や文献に触れてもらいながら、参加者の話し合いを重視して授業を進めていく。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
教育社会学を専門に、教育・教員研究を行っている。 |