科目情報
科目名 社会教育論 
クラス − 
授業の概要 社会教育は学校教育と異なり、地域住民のさまざまな学習要求と地域社会が抱えている学習課題を基礎に、その内容が計画されている。また、学習の主体である地域住民が自発的に参加することが前提となっているため、さまざまな学習組織がつくられている。また、魅力的な学習方法や内容を展開しなければ、社会教育の活動自体がなりたたない。そうした社会教育の特徴やおもしろさを理解するとともに、生涯学習社会がめざされている今日、社会教育が果たすべき役割について考察する。 
授業の到達目標 社会教育についての基本的概念について把握する。また、社会教育の現場の課題やおもしろさを知る。 
授業計画
内容
1社会教育とは何か(授業オリエンテーション) 
2社会教育の歴史(戦前) 
3社会教育の歴史(社会教育法の成立と選択的定着) 
4生涯学習社会の提唱 
5学外研修(伏見青少年活動センター) 
6生涯学習の展開、学外研修の交流 
7社会教育法の変遷と特徴 
8社会教育の内容と方法 
9社会教育活動の実際 
10社会教育職員論 
11公民館活動 
12地域づくりと社会教育 
13図書館・博物館の実践 
14社会教育とNPO(学外講師の講演) 
15授業全体のまとめ 
 
テキスト・参考書 テキストは指定しない。参考文献は山科醍醐子どもの広場編『貧困とひとりぼっちのないまち』かもがわ出版2013、吉田右子『デンマークのにぎやかな図書館』新評論2010など。 
自学自習についての情報 授業時に資料を配布するので、授業後に復習してほしい。また、学外研修・学外講師の講演に際しては指示した予習をすること。
生涯学習施設に各自が施設見学に行き、レポートを書く必要がある。 
授業の形式 講義、学外研修1回,実地指導講師による講演1回 
アクティブラーニングに関する情報 学外研修として社会教育施設を訪問し見学する。また、自習の課題として生涯学習施設見学も実施している。学外研修の後は受講生同士で意見交換を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 中間レポート(個人的な施設見学と学外研修のレポート)40%、期末試験60% 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 教育学専攻専門科目であるとともに、学芸員資格のための必修科目である。 
担当講師についての情報(実務経験) 学外講師はそれぞれ社会教育の活動を長年にわたって実践してきた方。なお、伊藤は社会教育主事講習を数度経験してきた。また、京都府の社会教育委員である。