科目情報
科目名 心理療法論 
クラス − 
授業の概要 心理療法の基本的な理解として、臨床心理学について概観し、さらに心理療法の対象として、乳幼児期から老年期までの各発達段階の課題につい理解を深める。
心理療法の具体の内容については、個人へのアプローチから家族・集団へのアプローチなど、幅広い支援の方法について取り上げ、その特徴について理解を深める。
 
授業の到達目標 1.カウンセリングの基礎的な理解として、心理療法の歴史的経緯やその意義について理解することができる。
2.心理療法の主要な3つのアプローチを踏まえつつ、カウンセリングの実際について、理解することができる。
3.様々な相談の場面において、心理学的支援のプロセスの実際やその介入について、考えることができるようになる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション:臨床心理学とは 
2こころの発達@
乳児期 
3こころの発達A
児童期・青年期 
4こころの発達B
成人期・老年期 
5心理アセスメントとは
 心理テストを中心に 
6心理アセスメントとは
 心理面接・行動観察 
7環境調整・ガイダンス 
8精神分析 
9行動療法・認知行動療法 
10クライエント中心療法 
11遊戯療法
催眠・自律訓練法 
12森田療法
内観療法 
13フォーカシング 
14家族療法
グループアプローチ 
15まとめ  
 
テキスト・参考書 テキスト:「臨床心理学への招待 第2版」 野島一彦編著 (ミネルヴァ書房)
参考書 :「スクールカウンセラーの第一歩」 内田利広他 著 (創元社) 
自学自習についての情報 授業では、事前にテキストの該当箇所を読んでいることを前提にすすめるので、テキストの指定の範囲を読んで、自分なりの意見・疑問点やコメントをまとめておくこと。 
授業の形式 講義形式で行う。講義の中では、事例を紹介したり、簡単なワークやロールプレイなども行い体験的な学びの場となるよう心がける。 
アクティブラーニングに関する情報 授業の終了時にレスポンスシートを配布する。疑問や感想、関心を持ったことについて講師と学生の皆さんとの相互的なやりとりができるようにする。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 試験(評価の70%)を実施。その結果とともに、授業内容やレスポンスシートの提出(授業への貢献度:評価の30%)なども含め、総合的に判断する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 臨床心理学の領域に関心がある人や、教員として子どもの心の問題やその支援に関心のある人に受講を勧める。 
担当講師についての情報(実務経験) 担当講師は臨床心理士として、精神科病院・小児科クリニックでのカウンセリングや心理テストの実施、児童養護施設での入所児へのセラピーを行っている。これまでの経験を紹介しながら授業をすすめ、理解しやすいように心がける。