科目情報
科目名 精神検査法演習I 
クラス − 
授業の概要 心理アセスメントの目的と観点をふまえた上で、心理アセスメントの方法の一つである心理検査を取り上げる。各種心理検査を受講生自身が検査者ならびに被検者の立場で実施し、結果の整理の仕方、解釈の仕方について講義を受けたうえで、各検査ごとに検査結果のレポートを作成する。 
授業の到達目標 検査・測定の基礎理論と教育・心理のための基礎的な精神検査を実践に即して実習し、その実施法と集計、解釈についての基礎的な技法を習得する。 
授業計画 第1回から第7回を山本が、第8回から第15回を西村が担当する。
内容
1心理アセスメントの目的及び倫理
 
2性格検査(東大式エゴグラム)
 
3性格検査(ハッスルスケール)
 
4性格検査(CISS)
 
5作業検査(内田クレペリン精神作業検査:実施と採点)
 
6作業検査(内田クレペリン精神作業検査:解釈)
 
7性格検査(Y-G性格検査)
 
8面接法と観察法
 
9知能検査(田中ビネー検査:検査の理論と方法)
 
10知能検査(田中ビネー検査:結果の整理と解釈)
 
11知能検査(K−ABC:検査の理論と方法)
 
12知能検査(K−ABC:結果の整理と解釈)

 
13発達検査(K式発達検査:検査の理論と方法)
 
14発達検査(K式発達検査:結果の整理と解釈) 
15視知覚検査(ベンダー・ゲシュタルト検査)/まとめ 
 
テキスト・参考書 参考書:『心理査定実践ハンドブック』創元社
その他の参考書は授業内で紹介するとともに、検査ごとに必要な資料を配布する。 
自学自習についての情報 自分が実施した検査について、事後レポートの作成を通して振り返り理解を深める。
知能検査・発達検査については、小グループで検査者役・被検者役、観察役を担当して授業時間外の実習も行う。 
授業の形式 種々の検査法を順次取り上げ、その検査の説明と実施、結果の整理法を解説する。 
アクティブラーニングに関する情報 心理検査の実習やグループワークを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業で実施するすべての心理検査について、レポート提出を求める。授業への出席と態度(50%)とレポート(50%)で評価する 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 欠席すると検査の実施及びレポート作成に支障をきたすため、必ず毎回出席すること。
本授業は、心理学専攻のための基礎的な科目の一つなので、心理学専攻希望者は履修することが望ましい。なお、心理テストは一般には市販されていないものであり、検査結果は個人のプライバシーに関わるものであるので、取り扱いには十分に責任をもって慎重に行うこと。 
担当講師についての情報(実務経験) 臨床心理士として、精神科病院や公立中学校スクールカウンセラー等の実務経験あり。