科目情報
科目名 古典文学演習 
クラス − 
授業の概要 『万葉集』巻一〜巻十を読む。校本、辞書、注釈書等を適切に利用しながら、本文に即して着実な読解を行う方法を修得する。その上で、各自の読解によって明らかになった課題について、先行研究などを参照しつつ解決を目指す。 
授業の到達目標 『万葉集』の諸伝本の性質、本文の正確な把握、辞書、注釈書の適切な利用法を習得し、自分なりの視点を持って作品を解釈することができる。
万葉歌の理解について、どのような課題があるかを明らかにし、課題解決に向けて自主的に取り組むことができる。 
授業計画 1,『万葉集』概説その1 上代文学の作品、和歌文学の展開、万葉歌の時代区分
2,『万葉集』概説その2 万葉集の表記
3,演習の準備その1 『万葉集』の伝来 万葉集の諸伝本紹介 注釈書の紹介
4,演習の準備その2 『校本万葉集』の使い方 演習担当歌の選択
5,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(1) 巻十一
6,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(2) 巻十二
7,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(3) 巻十三
8,古代文学の基礎知識その1
9,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(4) 巻十六
10,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(5) 巻十七
11,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(6) 巻十八
12,古代文学の基礎知識その2
13,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(7) 巻十九その1
14,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(8) 巻十九その2
15,担当者の発表と討議及び発展課題の提示(9) 巻二十
*取り上げる作品は、受講者の選択を基本として、相談の上、決定する。
*進行状況により、スケジュール変更の場合がある。
 
テキスト・参考書 テキスト 『万葉集』本文編(塙書房)、または万葉集の全歌を原文で収録しているもの。
参考書 伊藤博『万葉のあゆみ』(塙新書) 
自学自習についての情報 参考書『万葉のあゆみ』を通読し、『万葉集』の概要と上代和歌文学史に対する予備知識を得ておく。それによって理解の幅と深みが増すことになる。 
授業の形式 演習・講読形式 
アクティブラーニングに関する情報 プレゼンテーション、ディスカッション 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 発表(プレゼンテーション)の完成度50%、発表後の課題レポートの内容50%として、授業への参加態度を加味して総合的に評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 日本古代史、唐代までの中国文学史について、目配りする姿勢を持つことが望ましい。 
担当講師についての情報(実務経験)