科目情報
科目名 小学校国語科教材論A 
クラス − 
授業の概要 小学校の国語科における「我が国の言語文化に関する事項」内の「伝統的な言語文化」に該当する教材―古文関係を中心―について考察を加え、さらに教材の開発を行う。 
授業の到達目標 1.教科書の教材を俯瞰し、学習指導要領の理解を深め、両者の対応の実際を理解できる。
2.各学年における「伝統的な言語文化」に関わる教科書教材について検討を加え、教材に向かう力、授業で展開する力を養う。
3.日常の生活の中から、小学校の授業で展開可能な「伝統的な言語文化(古文)」教材を見つける視点を身につける。 
授業計画
内容
1ガイダンス/小学校学習指導要領(国語)の確認 
2「伝統的な言語文化」/「日本語の特質」について 
3「伝統的な言語文化(古文)」を学ぶ意義について/『古今和歌集』教材化についての説明 
41・2年生の教科書教材について 
53・4年生の教科書教材について 
65・6年生の教科書教材について 
7物語等の教材開発@ 原典(原文)の検討 
8物語等の教材開発A 学習内容についての検討 
9物語等の教材開発B 学習方法についての検討 
10物語等の教材開発C―発表・交流― 
11和歌の教材開発@ 原典(原文)の検討 
12和歌の教材開発@ 学習内容についての検討 
13和歌の教材開発@ 学習方法についての検討 
14和歌の教材開発C―発表・交流― 
15授業のまとめ 
 
テキスト・参考書 テキスト:『古今和歌集』 ☆購入に関しては授業の中で指示。
参考文献:青山由紀『古典が好きになる―まんがで見る青山由紀の授業アイデア10』(光村図書 2013)
河添房江編『アクティブ・ラーニング時代の古典教育 小・中・高・大の授業づくり』(東京学芸大学出版会 2018)
渡部泰明『和歌とは何か』(岩波新書 2009)
 ☆参考文献についても、購入に関しては授業の中で指示。 
自学自習についての情報 ・第7回以降は、毎回報告(口頭発表もしくは小レポート提出)を予定している。
・他の回においても必要に応じて課題を提示し、次回の授業で報告(口頭発表もしくは小レポート提出)を予定をしている。
・学習者が「伝統的な言語文化」に関わる学習に取り組んで「気づき」があり、それを「楽しい」と思えるような素材等を見つけ、それを用いた学習内容・方法を日常的に考えて欲しい。 
授業の形式 講義・演習 
アクティブラーニングに関する情報 グループディスカッションやグループ発表を行う。
なお、グループディスカッションは、自らの考えを出し合えるように受講生個々がしっかり事前準備をしておくことが基本であり、最も重要であることを付け加えておく。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加度(20%)、提出物・発表等(30%)、期末試験(レポート)(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む)  
担当講師についての情報(実務経験) 高等学校国語科の教員として29年、大学の専任教員として9年の経験があります。小学校国語科教科書掲載の文学作品の分析(論文)や小学校における古文教材の授業展開についての発表等も行っています。