科目情報
科目名 法律学特講 
クラス − 
授業の概要 【前半】いわゆる「パクリ」がどこまで許されるのか。知的財産法の中でもこの講義では不正競争防止法と商標法の保護について代表的な論点を解説し、知的財産法の基本的知識の習得を目指す。
【後半】刑法の特に総論部分を取り扱う。刑法総論はあらゆる犯罪に共通する問題を取り扱うため抽象度が高い分野であるが、その議論は現実の事件、犯罪が念頭に置かれている。そのため、具体的な事例や判例を通じて刑法総論の論点について学習する。
 
授業の到達目標 ・各法律の制度趣旨や全体像を理解する。
・条文の要件とその趣旨を理解し説明できる。  
授業計画
内容
1イントロダクション、知的財産法とは 
2不正競争防止法@2条1項3号 
3不正競争防止法A2条1項1号(総論・周知性) 
4不正競争防止法B2条1項1号(類似性・混同のおそれ) 
5不正競争防止法C2条1項2号 
6不正競争防止法Dまとめ 
7商標法 商標法の目的と全体像 
8イントロダクション、刑法とは 
9構成要件該当性@ 〜実行行為について〜 
10構成要件該当性A 〜因果関係の有無〜 
11構成要件該当性B 〜故意と過失の差について 
12違法性@ 〜刑法上の違法とは、正当防衛〜 
13違法性A 〜緊急避難、正当行為、被害者の承諾〜、責任@ 〜刑法上の責任とは〜 
14責任A 〜故意責任、過失責任〜 
15修正された構成要件 〜未遂犯、共犯ついての紹介〜 
 
テキスト・参考書 【前半】毎回の講義でレジュメを配布する。
参考書:田村善之『知的財産法』(第5版・有斐閣)

【後半】テキストは使用せず、毎回の講義でレジュメを配布する。講義の予習復習のために、以下の参考文献を挙げる。
・佐久間修・橋本正博・上嶌一高共著『刑法基本講義総論・各論』(第3版・有斐閣)
・十河太朗・豊田金彦・松尾誠紀・森永真綱共著『刑法総論判例50!』(有斐閣)
詳細は、初回ガイダンスで案内する。
 
自学自習についての情報 毎回の講義でレジュメを配布するので、講義終了後には復習を行うこと。 
授業の形式 講義形式 
アクティブラーニングに関する情報 コメントペーパーを用いた積極的な参加が求められる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 【前半】レポート(50%)
【後半】期末試験(35%)、課題(15%)
 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 前期に開講される「法律学研究」を受講していることが望ましい。 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし