科目名 |
自然地理学 |
クラス |
− |
授業の概要 |
自然地理学は、人間にとっては居住環境となる地表面付近の自然環境を探求する分野であり、地形学、気候学、陸水学、生物地理学などに分類されている。本授業では、特に、世界の気候の成り立ちについて概説する。 |
授業の到達目標 |
世界と日本の気候の成り立ちと分布を理解する。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 自然地理学の定義 |
2 | 水の惑星「地球」と水の性質 |
3 | 地球上の水の量、H2Oの状態(水蒸気、水、氷)、水の循環速度(滞留時間) |
4 | 降水 |
5 | 気候とは |
6 | 太陽エネルギーと地球・大気のエネルギーシステム |
7 | 熱の南北輸送(熱の媒体、大気大循環、惑星風、海流) |
8 | 気団と前線 |
9 | モンスーン、梅雨 |
10 | 乾燥地帯の成因(砂漠には3つのでき方がある) |
11 | アリソフの気候区分(世界の気候区分:一見わかりにくいが、科学的で優れた気候区分) |
12 | ケッペンの気候区分(世界の気候区分:わかりやすい気候区分=採用試験で頻繁に出題される) |
13 | 日本の気候(アリソフとケッペンの気候区分の視点で、日本の気候を考える) |
14 | 過去の気候 |
15 | 気候と人間 |
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テキスト・参考書 |
テキスト:『詳解現代地図 最新版』,二宮書店 参考文献:仁科淳司『やさしい気候学』古今書院 |
自学自習についての情報 |
期末試験は自筆ノート、地図帳、配布資料の持込を可とするが、詳細な内容を要求するので板書の転記にとどめていては試験に対応できない。ノートのとり方には特に工夫を心がけ、授業終了後の復習時にノートの整理を行うこと。 |
授業の形式 |
講義 |
アクティブラーニングに関する情報 |
出席カードに質問・意見を記入することで積極的に授業に参加する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
通常点(授業中に課す小テスト等:計50点)と期末試験(50点)の合計で評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
自然環境と人間活動との関係に興味のある者は「地誌学概論」の受講を勧める。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
京都教育大学社会科学科に32年間勤務し、平成19年3月に定年で退職した。現在は非常勤講師。専門は自然地理学(特に、地形学)。 |