科目情報
科目名 社会科教育演習IIA 
クラス d 
授業の概要  今日の教員は学び続けることが要請されている。本科目では、文献を探す方法、高度な内容の文献を読む方法、プレゼンテーションの仕方など、自ら学ぶために必要となる事柄を説明し、また様々な政治的問題や思想的主題について解説したうえで、それについて討論を行う。併せて、卒業論文の指導を行う。 
授業の到達目標 1.高度な内容の本の読解力、プレゼンテーション能力、討議能力を身に付けることができる。
2.小学校、中学校、高等学校での政治に関する教育を行うために必要な、現代の政治の諸問題の知識を修得することができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション −卒業論文の進捗状況の報告など 
2解説と討議(1) −現代の政治理論 
3解説と討議(2) −「自己決定」と政治思想 
4文献購読と質疑応答(1) −リベラリズムと自己決定 
5文献購読と質疑応答(2) −共同体主義と自己決定 
6文献購読と質疑応答(3) −山崎正和の自己決定批判@ 『社交する人間』 
7文献購読と質疑応答(4) −山崎正和の自己決定批判A 『リズムの哲学ノート』 
8中間考察と討議 
9卒業論文の概要・章立ての報告 
10各卒業論文に関する討議 
11卒業論文のプレゼンテーション 
12各プレゼンテーションに関する討議 
13卒業論文の最終報告 
14現代の政治思想について各自の報告 
15最終総括 
 
テキスト・参考書 ヤン=ヴェルナー・ミュラー『試される民主主義(上)(下)』(岩波書店) 
自学自習についての情報 毎回、前回の内容を振り返り、疑問点などをまとめて授業に臨むこと。購読の際、担当の箇所を精読し、プレゼンテーションのためのレジュメを作成すること。自身の研究の方向性を考えること。 
授業の形式 演習形式。 
アクティブラーニングに関する情報 グループ・ディスカッション、プレゼンテーションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1.授業への参加態度(50%)
2.授業中の報告(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 前年度授業アンケートの結果、討議の時間を増やす。 
担当講師についての情報(実務経験) 免許更新講習講師、高校生への授業提供、京都市教育委員会夏季研修講師の経験がある。