科目情報
科目名 社会科教育演習IIA 
クラス j 
授業の概要 歴史教育において、地域の歴史を考究し、史資料を適切に活用する能力は、ますます重要となっている。
そこで、本授業では、京都教育大学に隣接する藤森神社を題材に関連する史資料を収集・読解していく。
※学生の関心に照らして、講読する文献を変更する場合がある。 
授業の到達目標 @ 日本史学を研究する上で必要となる史料の基礎的な読解力を身につける。
A 史料に記された内容の背景について理解する。
B 自分自身の視点から独自の歴史観を描きだすことの面白さについて実感する。 
授業計画
内容
1ガイダンス 
文献・資料の調べ方のレクチャー 
2『創祀千八百年 藤森神社』から藤森神社の概要を調べ、発表する 
3藤森神社の見学(本殿、宝物殿など) 
4安永9年(1780)『都名所図会』(藤森神社の項)の講読。 
5正徳元年(1711)『山城名勝志』(藤森神社の項:前半部分)の講読 
6正徳元年(1711)『山城名勝志』(藤森神社の項:後半部分)の講読 
7卒論構想発表会 
8『雍州府志』(藤森神社の項:前半部分)を読む 
9『雍州府志』(藤森神社の項:後半部分)を読む 
10吉田兼倶(生1434−没1511)『藤森神社縁起』の講読@(〜「疫病消除之祈祷也」) 
11吉田兼倶(生1434−没1511)『藤森神社縁起』の講読A(〜「奉成京中者也」) 
12吉田兼倶(生1434−没1511)『藤森神社縁起』の講読B(〜最後まで) 
13藤森神社に関する先行研究(e.g.藤森神社は近世にどう語られていたか?)の講読 
14藤森神社に関する先行研究(e.g.吉田兼倶はいかなる人物か?)の講読 
15授業のまとめ 
 
テキスト・参考書 テキスト:『京都叢書』、『群書類従』(国立公文書館デジタルアーカイブ)
*いずれも研究室に配架されています
*その他の参考書は、授業中に適宜指示する。また、テキストを含めいずれも各自が用意する必要はない。 
自学自習についての情報 各回で取り扱う文献・史料を事前に読んでおくこと。 
授業の形式 担当者を定めず、受講生全員で史料を読み進めていく。
調べ方については、教員とともに実践することで身につけていく。 
アクティブラーニングに関する情報 史料の読解法や解釈をめぐって討論を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 発表内容(60%)と予習や質疑への参加などの授業に取り組む態度(40%)で評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 社会科教育演習IAと合同授業。 
担当講師についての情報(実務経験) 小中高校での実務経験はありません。ご了承を。