科目情報
科目名 英語文学演習II 
クラス − 
授業の概要 本授業では、イギリス文学の代表作の一つ、Mary ShelleyのFrankensteinを通読する。産業革命を成し遂げ、社会的に大きな変化を遂げた英国の歴史的背景や文化に対する理解を深めながら、物語を楽しみ、一人の作家が時代の抱えるさまざまな問題をどのように描いたかを考察する。この作品は難解な文章ではあるが、精緻に読み込むことでその英語表現を理解することを目指す。また適宜参考文献を紹介しながら、現代の文化に多大な影響を与えた、古典的文学作品の読み方についても学習する。 
授業の到達目標 文学作品の精読を通じて、舞台となる英国社会や文化、歴史的背景に対する理解を深める。文学作品の英語表現を理解し、解読する。時代を代表する文学作品のテーマを多角的に検証し、受講生独自の作品解釈を目指す。 
授業計画
内容
1Introduction (作家の紹介、時代背景の説明) 
2Mary Shelley, Frankenstein, pp. 5-23 (前半部:テーマの設定) 
3ditto pp. 23-42 (前半部:登場人物設定) 
4ditto pp. 42-63 (前半部:視点の取り方) 
5ditto pp. 63-89 (前半部:生命科学と文学) 
6ditto pp. 90-110 (前半部:シンボリズムと英語表現) 
7ditto pp. 110-127 (前半部:語りの手法) 
8前半部のまとめと中間振り返り 
9ditto 127-149 (後半部:テーマの設定) 
10ditto 149-164 (後半部:登場人物設定) 
11ditto 165-184 (後半部:視点の取り方) 
12ditto 184-201 (後半部:科学と宗教) 
13ditto 201-223 (後半部:語りの手法) 
14テキストと映像:文学作品の今日性 
15授業のまとめ 
 
テキスト・参考書 Mary Shelley, Frankenstein (Oxford UP; 1998) ISBN: 978-0192834878 
自学自習についての情報 受講生は期末レポートを作成するために、独自のテーマを設定してリサーチを進める。
授業は学生の発表を中心とし、ディスカッションを展開するので、毎回の予習は不可欠である。 
授業の形式 講義と演習 
アクティブラーニングに関する情報 毎回の授業は学生の発表を中心とし、ディスカッションを行うので、毎回の予習とテーマに応じたリサーチをすること。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への貢献度及び口頭発表(30%)、期末レポート(70%)
(受講生の人数によって、期末レポートと期末試験を併用する場合がある。) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) ・授業は学生による発表を中心とし、まとまった量の英文を読むので、毎回の予習が不可欠である。受講生の積極的な授業への参加を期待する。
・授業回数の1/3以上欠席したものには単位を認めない。また、30分以上の遅刻は出席と認めない。  
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし