科目情報
科目名 代数学序論I 
クラス − 
授業の概要 線形代数の行列と行列式について述べる。 
授業の到達目標 行列の計算ができる。
正則行列ならば3行3列までは逆行列が求められる。
余因子行列が求められる。
連立方程式が解ける。
4行4列の行列までは行列式が求められる。
n行n列の行列式について求め方,性質を理解できる。
 
授業計画
内容
1行列の定義, 行列の和とスカラー倍
 
2行列の積(行ベクトル, 列ベクトル, 行列のブロック表現, ブロックでの計算) 
3正方行列, 正則行列と逆行列 
4置換と正則行列(対称群, 対角行列) 
5行の基本変形(逆行列を求める) 
61次の正方行列の行列式と2行2列の行列の行列式(定義と性質とその証明), 正則と行列式 
73行3列の行列の行列式1 (定義と性質とその証明), 置換の符号 
83行3列の行列の行列式2 (ブロックでの計算, 余因子と余因子行列), 連立1次方程式, クラーメルの公式 
9n行n列の行列の行列式(定義と性質とその証明) 
10置換を使った行列式の表現(置換の符号) 
11転置行列の行列式, 行列式の展開, 三角行列の行列式, 余因子行列と逆行列 
12行列式の計算 
13バンデルモンドの行列式, シルベスターの終結式, クラーメルの公式 
14固有値と固有ベクトル, 固有多項式, ケーリー・ハミルトンの定理 
15異なる固有値に対応する固有ベクトル
 
 
テキスト・参考書 ・テキスト
 丹後弘司(著) 「線型代数学入門」共立出版




 
自学自習についての情報 各回の講義の前にテキストの講義予定の範囲を熟読し、例題や問をやり、疑問に思うところを見つけておく。
講義のあともう1度テキストを見て、それが解消できたのか、読み違えていたところがないかを確認し、もう1度例題や問等を解きなおす。
 
授業の形式 講義・演習形式
 
アクティブラーニングに関する情報 該当なし 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 各回の講義の課題または小テスト50%, 最終試験50%
 
その他(授業アンケートへのコメント含む)  
担当講師についての情報(実務経験) 高校教員(専任、非常勤)として30余年勤務しながらガロア理論の研究を続けています。