科目名 |
数学科教育講究I |
クラス |
c |
授業の概要 |
幾何学に関するテキストをいくつか提示する.受講者が興味を持ったものを選択し,輪講する. 幾何学の進んだ内容について学ぶとともに,高校以前の幾何学との比較を行い,算数・数学教育の背景への理解を深める. |
授業の到達目標 |
・幾何学の発展的な内容を学ぶことにより,初等幾何学の背景について理解を深める. ・輪講を通して,難解な問題への取り組み方を身に着ける. ・自分が学んだ内容を取捨選択し,適切に相手へ伝えられるようになる. |
授業計画 |
折り紙のテキストを選んだ場合の授業計画は以下の通り.
回 |
内容 |
1 | ロボットアーム |
2 | 直線リンケージ |
3 | パントグラフ |
4 | 角度固定チェーン |
5 | タンパク質の主鎖 |
6 | 山折りと谷折り |
7 | 単頂点での平坦折り |
8 | 前川−ジュスタン定理 |
9 | 局所最小定理 |
10 | 川崎−ジュスタン定理 |
11 | 一刀切りの具体例 |
12 | 一刀切り定理 |
13 | 剛体折り紙の例 |
14 | 二面角に関する制約 |
15 | 紙袋定理 |
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テキスト・参考書 |
折り紙のテキストは次の通り. 折り紙のすうり−リンケージ・折り紙・多面体の数学 ジョセフオルーク(著)・上原隆平(訳),近代科学社,ISBN: 978-4764904217 |
自学自習についての情報 |
発表者に限らず,全員が毎週テキストを読んで予習する.講義時の助言に基づいて復習も行う. |
授業の形式 |
ゼミ形式 |
アクティブラーニングに関する情報 |
ゼミ形式で,学生が発表をする形式である.さらに,発表内容について学生同士ディスカッションして理解を深める. |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
ゼミでの発表50%,ディスカッションの様子50%.筆記試験は行わない. |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし. |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当講師は幾何学の研究をしており,この科目について深く議論ができる. |