科目名 |
数学科教育講究II |
クラス |
c |
授業の概要 |
幾何学に関するテキストをいくつか提示する.受講者が興味を持ったものを選択し,輪講する. 幾何学の進んだ内容について学ぶとともに,高校以前の幾何学との比較を行い,算数・数学教育の背景への理解を深める. |
授業の到達目標 |
・幾何学の発展的な内容を学ぶことにより,初等幾何学の背景について理解を深める. ・輪講を通して,難解な問題への取り組み方を身に着ける. ・自分が学んだ内容を取捨選択し,適切に相手へ伝えられるようになる. |
授業計画 |
双曲幾何学のテキストを選んだ場合の授業計画は以下の通り.
回 |
内容 |
1 | 1次分数変換 |
2 | リーマン球面 |
3 | 群と作用 |
4 | 1次分数変換の性質 |
5 | ポアンカレ計量 |
6 | 等長変換群 |
7 | 円盤モデル |
8 | 円盤モデルの測地線 |
9 | 三角形の合同条件 |
10 | 共形変換 |
11 | 等角写像 |
12 | 双曲面モデル |
13 | 双曲面モデルの測地線 |
14 | 三角法 |
15 | 射影モデル |
|
テキスト・参考書 |
双曲幾何学のテキストは次の通り. 双曲幾何(現代数学への入門) 深谷賢治(著),岩波書店,ISBN: 978-4000068826 |
自学自習についての情報 |
発表者に限らず,全員が毎週テキストを読んで予習する.講義時の助言に基づいて復習も行う. |
授業の形式 |
ゼミ形式 |
アクティブラーニングに関する情報 |
ゼミ形式で,学生が発表をする形式である.さらに,発表内容について学生同士ディスカッションして理解を深める. |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
ゼミでの発表50%,ディスカッションの様子50%.筆記試験は行わない. |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし. |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当講師は幾何学の研究をしており,この科目について深く議論ができる. |