科目情報
科目名 スポーツ倫理 
クラス − 
授業の概要 1.体育やスポーツにまつわる現代的な諸問題を認識するとともに、それらについて倫理的に分析、検討する。
2.上記の問題事例についての分析、検討を通じて、体育・スポーツに携わるものとしての望ましい価値観を形成する。 
授業の到達目標 1.体育やスポーツに関わる現代的な諸問題について認識できる。
2.諸問題に関するディベート等を通じて、各自の体育観やスポーツ観と対比しながら、自身の諸問題についての所論が展開できる。 
授業計画
内容
1哲学的、原理論的思考とその必要性: 体育とスポーツの異同、普通体育と専門体育 
2体育やスポーツにおける様々な倫理的諸問題の存在 
3スポーツ指導と体罰@: スポーツ集団の特性から 
4スポーツ指導と体罰A: 人間の本性と教育・指導の必要性、そのあり方 
5スポーツ指導と体罰B: 文化としてのスポーツの視点から 
6スポーツとジェンダー@: スポーツの歴史から 
7スポーツとジェンダーA: 体育・スポーツにおける男女共習 
8スポーツと商業主義: 選手の商品化 
9スポーツとメディア: 競技場外の観客 
10スポーツと環境問題: 教養あるスポーツ参加者の使命 
11ドーピングを考える 
12審判員の判定ミスを考える 
13フェアプレイを考える 
14大学スポーツの課題と展望 
15まとめ: スポーツ倫理を考える 
 
テキスト・参考書 随時、資料を配布する。
参考書:近藤良享「スポーツ倫理」不昧堂出版(2016)、「スポーツ倫理の探究」大修館書店(2004)、「スポーツ倫理を問う」大修館書店(2000) 
自学自習についての情報 近年、体育やスポーツ現場での体罰問題等を耳にすると思いますが、なぜそのような問題が生じるのか、その背景と私たち指導者が今後身につけなければならない資質・能力について、十分考えるようにして下さい。 
授業の形式 講義と演習 
アクティブラーニングに関する情報 少人数でのディスカッションやプレゼンテーションなどの機会を多く取り入れる計画である。  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1)学習シートへの記載と課題レポート(30%)
2)演習時のプレゼンテーション(10%)
3)最終試験(60%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講生の許可を得て、授業計画(特に扱う順序)を変更することがある。 
担当講師についての情報(実務経験)