科目情報
科目名 教育史特論 
クラス − 
授業の概要 教育学者勝田守一の教育学について学修する。 
授業の到達目標 戦後日本の代表的な教育学者である勝田守一の教育学について、一定の知見を得る。 
授業計画
内容
1ガイダンス 
2文献講読:勝田『能力と発達と学習』「第1章 人間の能力をどうとらえるか」 
3文献講読:勝田『能力と発達と学習』「第2章 人間が成長するとはどういうことか」 
4文献講読:勝田『能力と発達と学習』「第3章 人間の学修を指導する条件はなにか」 
5文献講読:勝田『能力と発達と学習』「第4章 能力の発達と人間的価値の実現」 
6ディスカッション:『能力と発達と学習』の現代的意義 
7文献講読:勝田「学校の機能と役割」(著作集5巻より) 
8文献講読:勝田「日本の学校の現実」(著作集5巻より) 
9文献講読:勝田「学問の自由と大学の自治」(著作集5巻より) 
10文献講読:勝田「学問の自由と大学の自治」(著作集5巻より) 
11ディスカッション:日本の学校、日本の大学 
12文献講読:勝田「シェリングの史観における個体の自由」 
13文献講読:勝田「デカルトと良識」 
14文献講読:勝田「習俗と道徳」 
15ディスカッション:勝田の哲学と教育学 
 
テキスト・参考書 指定テキスト:なし
参考文献:『勝田守一著作集』全7巻(国土社). 
自学自習についての情報 この授業では、【高度に専門的な論文】や、【読解に一定の歴史の知識を要求する歴史的資料】を、毎回、かなり大量に読むことになる(毎回数十ページ)。各回ではレジュメ担当者を定めるが、その担当者は、当該文献以外に関連文献を読み込んだうえでレジュメを作成してもらう。そうした準備(予習)が不足すると授業自体が不成立になるので、受講生はこの点を意識し、【覚悟して】受講して欲しい。 
授業の形式 文献購読とディスカッションを交互に進める。 
アクティブラーニングに関する情報 文献講読とディスカッションを交互に進める形式である。
授業内で活発に議論に参加することはもちろん、予習段階から関連文献を収集・読解して臨むなど、授業外でもアクティブな学修を心がけて欲しい。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) リアクションペーパー:20%(授業内容のまとめと感想について毎回提出してもらい、理解度をみる)
期末レポート:80%(テーマや注意点については、初回授業で説明する) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 戦後の代表的な教育学者の一人である勝田守一の著作を一気に読むという、担当講師自身にとってもチャレンジとなる授業である。かなりハードな授業になるので、高い学修意欲をもった受講生がくることを期待する。 
担当講師についての情報(実務経験)