科目名 |
生徒指導・学校教育相談特講 |
クラス |
− |
授業の概要 |
近年の生徒指導上の問題は,児童生徒の現状と課題を踏まえて考える必要がある。また,生徒指導の実践は,問題をもつ児童生徒への指導援助だけではなく,全ての児童生徒を対象とした予防的・開発的な対応の必要性も高まっている。 本科目では,生徒指導上の問題について児童生徒の生物・心理・社会的モデルの視点から理解し,一人ひとりの発達を援助するための生徒指導・学校教育相談について理解を深める。特に,学校心理学の視点から,個への対応だけでなく,集団の相互作用や関係性を活用したアプローチや学校体制で取り組む生徒指導と学校教育相談について理論と実践の両面から学ぶ。 |
授業の到達目標 |
1.近年の生徒指導上の問題と児童生徒の現状と課題との関連を理解することができる。 2.生徒指導上の問題について児童生徒の生物・心理・社会的モデルの視点から理解し,生徒指導の実践を考えることができる。 3.学校心理学の視点から,個別の援助とグループアプローチを活用した援助について理解し,学校体制で取り組む生徒指導・学校教育相談の必要性について考えることができる。 |
授業計画 |
1.児童生徒の現状と課題 2.社会の変化と児童生徒の心理面・社会面の発達 3.児童生徒の心理社会的発達の課題と問題行動 4.児童生徒の生育環境と脳・神経系の発達の課題 5.いじめの問題 6.不登校の問題 7.非行の問題 8.自傷行為の理解と自殺予防 9.発達障害と生徒指導 10.学級崩壊の理解 11.学級集団のアセスメント 12.学級集団育成の理論と実践 13.グループアプローチの理論と実践 14.学校体制による生徒指導・教育相談 15.まとめと振り返り |
テキスト・参考書 |
授業時に資料を提示する。 |
自学自習についての情報 |
指定された資料を読んで授業に臨んでください。 |
授業の形式 |
講義・演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
グループ・ディスカッションを行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
1)授業,ディスカッションへの参加度(30%),2)小レポート(30%),3)試験(40%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
|
担当講師についての情報(実務経験) |
公立小学校教諭3年、中学校教諭11年、中学校、高等学校スクールカウンセラー3年 |