科目情報
科目名 学校教育実践総論VII 
クラス − 
授業の概要 幼稚園教育要領の領域「表現」の指導に関して、幼児の表現発達及びそれを促す要因、幼児の感性や創造性を豊かにする環境構成などについて、音楽教育の観点を中心にその意味を考え、幼児期の表現活動を支援するための知識、技能、実践力を身につける。 
授業の到達目標 @幼児の遊びや生活における「表現」の位置づけについて説明できる。
A表現教育の実際を知り、発達との関連を説明できる。
B様々な表現の基礎的な知識や技能を生かし、表現を育むための活動を具体的に提案できる。 
授業計画
内容
1子どもにとって表現とは何か−乳幼児の遊びや生活における「表現」の位置づけ 
2表現の発達過程@0?2歳児と表現の姿 
3表現の発達過程A3?5歳児と表現の姿 
4表現教育の実践@環境との対話を生かした表現指導 
5表現教育の実践Aことばのリズムを用いた表現指導 
6表現教育の実践B動きのリズムを用いた表現指導 
7表現教育の実践C音楽と造形の要素を含む総合的表現指導 
8表現指導の実践D楽器による表現指導 
9国内外の表現教育に学ぶ@リトミック、オルフメソッド 
10国内外の表現教育に学ぶAコダーイシステム、他 
11指導者に求められる専門的知識と表現力 
12表現を育む活動提案@(0-2歳児を対象として) 
13表現を育む活動提案A(3-4歳児を対象として) 
14表現を育む活動提案B(幼小接続期のこどもを対象として) 
15ICTを活用した表現教育の創案、まとめ 
 
テキスト・参考書 幼稚園教育要領(平成30年度改訂)、音楽教育研究ハンドブック(音楽之友社)、他は適宜指示、資料配布する。 
自学自習についての情報 幼稚園、保育所、児童館等、乳幼児の教育現場に出向き、音楽的表現や指導場面を参与観察する機会をもつことを奨励する。 
授業の形式 映像資料、文献資料の分析及び活動提案などを演習形式で実施する。 
アクティブラーニングに関する情報 グループディスカッション、討論、模擬保育などを適宜取り入れる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業内容に対する取り組みの積極性(40%)と討論及び発表の内容(60%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 前年度アンケートでは授業内容に関する予習復習が不足していたので、授業内で紹介した参考図書などを読み、理解を深めることを奨励する。 
担当講師についての情報(実務経験) 担当講師の平井は、公立幼稚園の教諭として、また本学附属幼稚園の園長として勤務経験がある。その経験を生かし、幼児の発達の姿に基づき、それぞれの時期に必要な援助について具体的に紹介しながら授業をすすめ、表現教育に関して深い内容理解を促す。