科目情報
科目名 発達障害臨床実習IA 
クラス − 
授業の概要 発達障害児の小集団活動等を行う。小集団活動の計画,準備,実施,カンファレンス等を通して発達障害のある児童等への理解を深め,対応,支援のあり方を検討する。  
授業の到達目標 発達障害児の小集団活動等を経験し,計画検討やカンファレンス等を重ねることで発達障害のある児童等への理解や支援のあり方を実践的に身につける。  
授業計画 主に水曜日午後の時間帯で実施の予定ですが,4月のガイダンスに集まった際に決定・通知いたします。ガイダンスの日程は,掲示板に掲示いたします。活動時間は3時半〜6時程度になります(準備の必要な場合はもう少し早くなります)。案内を事前に掲示し,説明会等を行います。
内容
1オリエンテーション:授業概要の説明、実施計画の確認と担当者決定、参加者(発達障害のある小学生8名程度)の確認  
2プログラム1(1):プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「自己紹介」「傘袋ロケット作成」 「名札作成」「名刺交換ゲーム」 
3プログラム1(2):グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当、記録係 
4プログラム1(3):活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認  
5プログラム2(1)プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「磁石で魚釣り」「シャボン玉づくり」  
6プログラム2(2)グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当、記録係 
7プログラム2(3)活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認  
8プログラム3(1)プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「クッキング(簡単ピザ)」 「七夕づくり」 
9プログラム3(2)グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当、記録係 
10プログラム3(3)活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認  
11プログラム4(1)プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「オリエンテーリング」「ゲーム大会」  
12プログラム4(2)グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当、記録係 
13プログラム4(3)活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認  
14事後指導(1):保護者との連携  
15事後指導(2):参加する子どもの変化、学生の感想等を共有する  
 
テキスト・参考書 テキストは使用しない
プログラムは、大学院生が主に計画し、活動プログラムを作成します。実際の活動場面でも大学院生はファシリテーターの役割を果たしながら子どもと関わります。  
自学自習についての情報 発達障害児の行動特徴や対応方法について書籍をとおして理解しておく.
Ex:自閉スペクトラム症,ADHD,発達性協調運動症,トゥレット症,限局性学習症など
 
授業の形式 小集団指導への参加,記録,カンファレンスへの参加  
アクティブラーニングに関する情報 実際に、発達に課題のある子どもたちとの臨床活動を通して、支援の在り方や配慮点を自ら考え行動し、PDCAサイクルで修正しながら活動を作る過程を学び取る。  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 活動計画案の作成,カンファレンス・活動への参加態度、レポートを総合的に評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 2020年度の実施日時は、決まり次第掲示するので注意しておくこと。
発達障害臨床実習1A、発達障害臨床実習1Bを継続して受講することが望ましい。
発達障害臨床実習1A、発達障害臨床実習1Bの単位は,臨床発達心理士を取得する際の臨床実習(各50時間 両方取得で計100時間相当)として換算される。 
担当講師についての情報(実務経験) 小学校及び特別支援学校においての教職経験が20数年ある。小学校では通常の学級及び特別支援学級の担任を経験している。特別支援学校では小学部・中学部・高等部で担任や学部主事,研究主任等を行ってきた。また,教育委員会等で発達相談を経験してきた。現在も療育機関,幼稚園や保育所,認定こども園等の保育現場,小学校・中学校・高等学校の学校現場に出向くことが多い。障害児教育に関する基礎理論と実践をつなぐ研究,及び児童生徒の「楽しみ」「安心」に関する研究を行っている。社会性発達に関する理論と実践をつなぐ小集団活動を行っている。