科目名 |
国語科教育特別演習II |
クラス |
− |
授業の概要 |
国語教育全般にわたる理論を概説した後、説明的文章指導論の分野に焦点化し、歴史的問題、教材論、指導論、授業論について講義を行う。ついで、受講生から教材分析を提示し、全体で討議を行う。 |
授業の到達目標 |
説明的文章指導論に関して、基盤・背景となる理論を把握すること。説明的文章指導論の諸分野である歴史研究、教材論、指導論、授業論の到達状況を把握すること。説明的文章の教材研究法を習得し、改善を図ること。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 授業方法、進行計画などに関するオリエンテーション。 |
2 | 国語教育全般に関する理論の概説。 |
3 | 説明的文章指導の歴史的変遷、説明的文章指導論研究の歴史的進展について講じる。 |
4 | 説明的文章の教材論について講じる。 |
5 | 説明的文章の指導論、及び授業論について講じる。 |
6 | 受講生による小学校低学年説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その1) |
7 | 受講生による小学校低学年説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その2) |
8 | 受講生による小学校中学年説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その1) |
9 | 受講生による小学校中学年説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その2) |
10 | 受講生による小学校高学年説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その1) |
11 | 受講生による小学校高学年説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その2) |
12 | 受講生による中学校説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その1) |
13 | 受講生による中学校説明的文章教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その2) |
14 | 受講生による高校評論文教材の分析に関する演習発表、及び集団討議。授業者による総括、補説。(その1) |
15 | 授業全般にわたる総括。 |
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テキスト・参考書 |
国語教育関係文献、説明的文章指導領域の文献など、必要に応じて精読、分析を指示する。 |
自学自習についての情報 |
教科書所収の説明的文章教材を積極的に読み込み、小学校・中学校の連続・連携を踏まえた教材に関する知識を蓄えておくことが望ましい。 |
授業の形式 |
前半は、授業者による講義が中心。後半は、受講生による演習発表及び討議等が中心。受講生の人数により形式を変更することがある。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
一定の受講生がいる場合は、グループ討議を導入するが、少ない場合は受講生全員の討議参加の形式とする。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業時の討議参加の状況(10%)。演習担当(40%)。最終レポート(60%)。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
受講の条件として、説明的文章指導に関する知識量は特に問わない(日本の小学校、もしくは中学校・高校の教科書教材レベルでよい)。また教材研究については基本的な方法を習得していることが望ましいが、得意、不得意は問わない。ただし受講生の作業量(作業内容は適宜指示する)が一定量必要なので、継続的な意欲が求められる。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
小学校、中学校の教科書の編集委員として30年以上説明的文章教材の開発に当たってきた。 |