科目情報
科目名 西洋史特論I 
クラス − 
授業の概要 15世紀後半から18世紀後半にかけての300年は西洋史において近世と呼ばれる。ヨーロッパではこの時期に国家と呼ばれる政治秩序が立ち現れた。本授業では、特に17世紀半ばまでの近世前半期に焦点を合わせ、近世ヨーロッパにおける国家とは何だったのかを考える。  
授業の到達目標 ・西洋史研究の現況を理解することができる。
・歴史研究の具体的なテーマとしての国家について議論することができる。
・専門研究と歴史教育の橋渡しができる。 
授業計画
内容
1イントロダクション:近世ヨーロッパの複合国家 
2時空間の定位:地理的素描 
3時空間の定位:気候と人口の変動サイクル 
4人と共同体:農村・領主・都市 
5国のかたち:領邦・王国・帝国 
6キリスト教会と教皇国家 
7イベリア半島の諸王国 
8ハプスブルク家とネーデルランド 
9ハプスブルク家と東欧諸国 
10神聖ローマ帝国 
11近世イタリアの小国群 
12スウェーデンとデンマーク 
13フランス王国 
14ブリテン諸島の三王国 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 [参考書]金澤周作ほか編『論点西洋史学』ミネルヴァ書房(2020年);服部良久ほか編著『大学で学ぶ西洋史:古代・中世』ミネルヴァ書房(2006年);小山哲ほか編著『大学で学ぶ西洋史:近現代』ミネルヴァ書房(2011年)  
自学自習についての情報 授業前に各回で扱う地域・テーマについて調べておくこと。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 授業での発表と議論への参加が求められる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席状況と授業への参加態度、発表の内容などを総合的に評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験)