科目情報
科目名 社会科教育教科内容論IV 
クラス − 
授業の概要 東北地方太平洋沖地震で甚大な被害を受けた岩手県内の三陸地方において、学校や地域での防災計画・防災教育の立案や実践について学びます。
なお、事前学習の日程は受講生が確定してから個別またはグループで対応します。また、現地授業の実施日程は、今年度後期の集中講義期間を軸にして、受講希望者が揃った段階で調整します。遠方での実施のため、相応の交通費を要することをあらかじめご理解ください。現地授業は、現地集合・現地解散(2泊3日または3泊4日)で実施しますので、前後に私的な旅行を付加することが可能です。 
授業の到達目標 机上では理解できないリアリティに溢れる防災について現地での見聞を通じて深く学び、教育現場や地域における普及のためにリードできるようになります。 
授業計画  
テキスト・参考書 【参考文献】本学での授業記録
香川貴志(2013)東日本大震災を受けての防災教育普及の取組ーさまざまな論考の整理と三陸地域での現地検証ー. 京都教育大学紀要, 123, pp.31-45.
香川貴志(2018)三陸地域で防災・減災教育を学ぶー岩手県宮古市から宮城県仙台市に至る2017(平成29)年「地理学研究」の覚え書きー. 京都教育大学教育実践研究紀要, 18, pp.1-10.
香川貴志(2018)三陸地域で防災・減災教育を学ぶーその事前学習における文献研究ー(第1報). 京都教育大学環境教育研究年報, 26, pp.25-37.
香川貴志(2018)三陸地域で防災・減災教育を学ぶーその事前学習における文献研究ー(第2報), 京都教育大学環境教育研究年報, 26, pp.39-46.
香川貴志(2021)小学校社会科副読本にみる防災・減災関連記事の推移ー北海道奥尻町、」岩手県宮古市、和歌山県広川町を事例にー. 京都教育大学紀要, 139, pp.47-61.
【参考となる地形図図書】
原口 強・若松 暉(2013)『東日本大震災津波詳細地図』古今書院。
 
自学自習についての情報 本授業科目では、訪問地域を対象とした文献の探索・精読・要旨のまとめを担当者(香川)の指導の下で進めていただきます。決して難しい作業ではありませんが、ご自身によるタイムマネジメントの力量が必要です。文献の精読によって訪問地域に関する知識が豊富になればなるほど現地授業の内容が濃密なものとして身につきます。 
授業の形式 講義、演習形式の演習、および現地授業 
アクティブラーニングに関する情報 本授業科目は自ら調べ、読み、考え、そして行動することが必要です。授業の全てがアクティブラーニングであるとご理解ください。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への取組の積極性、問題意識の深さ、現地での学習意欲などを総合して判断します(100%)。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 本授業科目は、授業評価アンケートの対象科目ではありませんので、当欄における特記事項はありません。 
担当講師についての情報(実務経験) 学部開講科目「地理学概論」の当欄をご参照ください。