科目情報
科目名 社会科教育教科内容論VIII 
クラス − 
授業の概要 グローバリゼーションが進んだ社会では自分と違った環境に置かれた国や人々のことを理解することが求められる。国際貿易を通じてさまざまな途上国からさまざまな物品が日本に輸入され、私たちの生活に不可欠なものとなっているが、途上国の実態や人々の暮らしについてはあまり知らないのが実情である。途上国はさまざまな経済問題を抱えているが、本授業では,途上国が抱える経済問題の中で代表的な貧困問題と環境問題を取り上げて,その現状を概観した上で,それらの問題の解決に向けての取り組みを,国際的な枠組みだけでなく,私たちの生活との関係において考えていく。 
授業の到達目標 ・途上国の貧困問題や環境問題について理解を深めることができる。
・途上国の貧困問題や環境問題の解決に向けて私たちができることを理解する。 
授業計画
内容
1イントロダクション 
2途上国の貧困問題を考える(1)ー途上国の貧困の要因と現状ー 
3途上国の貧困問題を考える(2)ー途上国が貧困から抜け出せない原因・貧困の罠ー 
4途上国の貧困問題を考える(3)ー途上国の社会・経済制度の課題ー 
5途上国の貧困問題を考える(4)ー途上国の産業構造の課題ー 
6途上国の貧困問題を考える(5)ー途上国支援のあり方・国際的な取り組み・SDGsー 
7途上国の貧困問題を考える(6)ー途上国支援のあり方・フェアトレードー 
8途上国の環境問題を考える(1)ー途上国の環境問題の要因と現状ー 
9途上国の環境問題を考える(2)ー途上国における貧困と環境問題の関係ー 
10途上国の環境問題を考える(3)ー環境問題における途上国と先進国の対立ー 
11途上国の環境問題を考える(4)ー途上国における経済発展と環境保全の両立は可能かー 
12途上国の環境問題を考える(5)ー先進国の消費生活と途上国の環境問題との関係ー 
13途上国の貧困問題・環境問題と教育(1)ー中学校社会科の現状と課題ー 
14途上国の貧困問題・環境問題と教育(2)ー高等学校公民科の現状と課題ー 
15全体のまとめ 
 
テキスト・参考書 授業で使用するレジュメを配布する。
参考書:大塚啓二郎『なぜ貧しい国はなくならないのか(第2版)』日本経済新聞出版,フィリップ・ジェファーソン『14歳から考えたい貧困』すばる舎 
自学自習についての情報 授業の受ける前に,その回のテーマについて自分で調べ知識を得ておくことが望ましい。 
授業の形式 講義及び演習 
アクティブラーニングに関する情報 必要に応じて授業においてディスカッションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加態度(30%)
各自の発表内容等(70%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし