| 科目名 |
生物学特論II |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
維管束植物の茎、葉、根の起源と形態の多様性進化について器官発生（個体発生）の比較に基づく研究内容を紹介しながら解説し、植物進化について分子系統解析や個体発生比較、機能遺伝子の発現解析などのデータから議論する。それらの知見を基に、植物を中心とした生物学の教材開発の実践を行う。 |
| 授業の到達目標 |
最先端の植物科学の情報を自ら検索し、考察できる能力を身につける。
植物学の幅広い知見を基に、自ら講義、教材を開発する力を得ることができる。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | 授業の概要説明 |
| 2 | 維管束植物の基本的な体制（茎、葉、根） |
| 3 | 茎と葉の進化 |
| 4 | 根の多様性と起源 |
| 5 | 茎を形づくる頂端分裂組織の構造と多様性 |
| 6 | 維管束植物の系統進化 |
| 7 | 植物の比較形態形成に関連したトピックスの学生による紹介と議論 |
| 8 | 植物の分子遺伝学に関連したトピックスの学生による紹介と議論 |
| 9 | 植物発生進化に関連したトピックスの学生による紹介と議論 |
| 10 | 植物の系統進化に関連したトピックスの学生による紹介と議論 |
| 11 | 自由研究活動（１）植物を題材とした研究方針の決定 |
| 12 | 自由研究活動（２）研究計画発表 |
| 13 | 自由研究活動（３）生物データ解析成果報告と課題抽出 |
| 14 | 自由研究活動（４）成果発表と議論 |
| 15 | 理科教育における植物学の展望 |
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| テキスト・参考書 |
毎回の講義に授業プリントを配布する。 |
| 自学自習についての情報 |
オリエンテーションで紹介された各回の内容について、実施回までに資料や関連したHPなどを参考にして事前自習し、課題意識をもって授業に望む。 |
| 授業の形式 |
講義と実習、模擬実験や観察など、受講生の活動を伴う形式で行う。 |
| アクティブラーニングに関する情報 |
講義で取り上げたトピックスの研究経過をまとめ、今後どの様に研究を発展させていけば良いのか、レポートにまとめる。受講者は授業内容に関連する課題、研究論文を選び、その内容を紹介・発表して受講者全員でディスカッションを行なう。それらの成果をもとに植物に関する教材開発の実践に取り組む。 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
１）課題発表 60％ ２）レポート 40％ |
| その他（授業アンケートへのコメント含む） |
知識の蓄積だけでなく、植物学研究の最前線でどのような事が進められているのか、解決すべき問題は何か、その答えを得るためにどのような研究を立てるのか、を常に考えながら授業に取り組んでもらいたい。 |
| 担当講師についての情報（実務経験） |
植物形態学を専門とし、進化、系統、分類の分野と関連した研究および講義の経験を有する。 |