科目情報
科目名 理科教育教科内容論II 
クラス − 
授業の概要  小・中学校及び高等学校の理科で取り扱われる内容のうち,化学に関係する概念や実験などの学習事項を,化学分野の専門的知識や理論と関係づけ,化学の専門の立場から考察する。専門の理論や実験の教育現場への応用についても取り上げる。実験等を交えて行なうこともある。 
授業の到達目標 1.学校での化学に関係する学習事項を,化学分野の専門的知識や理論と関係づけて説明や考察ができる。
2.化学の理論や実験の教育現場への応用について、考察や工夫ができる。 
授業計画  授業担当の教員2名の授業を7回ずつ順に受講し,無機・有機化学分野について学ぶ履修形態をとる。
下記に各担当教員が実施する予定の授業内容を示す。
第1〜 7回 : 向井 浩
 小中高等学校の無機・分析化学に関連する学習内容を取り上げ,理論的背景と教育への応用について,実験や演習を交えて,考察する。
第8〜14回 : 鈴木 祥子
 小中高等学校の化学分野,特に有機化学に関連する実験の改良・立案を行う。
第15回 : まとめ
内容
1理科教育(化学分野)の文献調べ 
2調査文献の発表 
3分子模型工作1 : 材料の工作 
4分子模型工作2 : 材料の組立 
5分子模型を用いた模擬授業1 : 沈殿反応 
6分子模型を用いた模擬授業2 : 酸塩基反応 
7化学反応における量的関係 
8有機化学分野の実験における安全 
9有機化合物の分析 
10有機分子の合成1 : 光化学反応 
11有機分子の合成2 : 光化学反応(単離と構造解析) 
12有機分子の合成3 : 色素の合成と染色 
13有機化学の演示実験1 : 有機分子の構造(光学異性) 
14有機化学の演示実験2 : 身近な有機反応(化学発光) 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 無機・分析化学分野参考書:宗林由樹/向井浩「基礎分析化学[新訂版]」、サイエンス社、2018年
有機化学実験参考書:磯部稔他共訳、フィーザー/ウィリアムソン「有機化学実験 原書8版」、丸善出版、2000年
その他にテキスト、参考書等を使用する場合は,授業中に適宜指示する。 
自学自習についての情報 適宜、授業内容に関するレポートを課す。
教材開発については、常に関心をもち、先行研究等の情報を整理しておくこと。 
授業の形式 講義・演習・実験・調査・授業案作成・模擬授業・プレゼンテーション・教材開発 
アクティブラーニングに関する情報 グループ・ディスカッションやグループワークを行う。
 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 受講中の態度、課題への積極的な取り組み(50%)
(2) 期末試験、レポート課題または発表(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし 
担当講師についての情報(実務経験)