科目名 |
理科教育教科内容論IV |
クラス |
− |
授業の概要 |
何気なく接している自然は一瞬にして出来たものではなく,地球の歴史とともに形成されたものがほとんどである。身近に起きる様々な自然現象,そして自然災害や気候変動など,どれをとっても「地学的な自然」の変化と言うことができる。自然を十分に理解することは,私たちの身を守ることにも直結するとともに,これからの自然(環境)をどのようにするべきかを考える基礎ともなる。現在の自然の摂理を理解することが何よりも重要といえる。私たちが生きている地域の自然,地球の自然について一緒に考える機会とする。 |
授業の到達目標 |
地学における新しい研究法ならびに最新の話題に対する理解を深めるとともに,自然認識の基礎的な方法論を学ぶことができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 地学の基本的な考え方 |
2 | 太陽系の起源 |
3 | 地層や岩石の年代測定 |
4 | 地球の歴史 |
5 | プレートテクトニクスとプルームテクトニクス |
6 | 古地磁気学 |
7 | 学内にみるレリック植物の観察 |
8 | 学内にみる様々な岩石とその起源 |
9 | 地層概念の理解 |
10 | 地球の気候変動と堆積物への影響 |
11 | 教材としての地球史年表を考える |
12 | 様々な災害について |
13 | 微化石の観察と教材化 |
14 | 偏光板を通してみる岩石の特徴 |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書 |
特別に指定したテキストは使用しない。授業内容に応じて適宜プリントを配布するとともに,インターネットなども併用する。また資料集として「視覚でとらえるフォトサイエンス 地学図録」数研出版,「ニューステージ 地学図表」浜島書店の内容は,授業時間内においても活用することがある。 |
自学自習についての情報 |
日頃から自然科学に関するTVやネット等に配信される科学ニュース,新聞記事(科学欄)ならびに科学雑誌(Nature,Science等)などの地学分野の内容に関心を持つことが大切である。地学の基本的な資料としては地学の教科書は勿論であるが,地学の様々な資料集に掲載されている内容で本授業にかかわる箇所が十分に理解できるようにする。 |
授業の形式 |
全体としては講義形式であるが,場合によっては実験機器などを使って講義を進める。講義では視聴覚教材を利用する。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
地学のあるテーマをもとにして話し合う時間を設ける。また,実物標本に触れて観察し議論する機会をつくる。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業にとりくむ態度・姿勢(40%),課題レポートなど(60%)として総合的に評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
内容によっては受講生と相談し,授業の進め方を変更することがある。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
地球上の地学的な現象など地球を総合的に捉えられるように授業を展開する。地学における基礎を大切にして授業を進める。 |