科目名 |
作曲特論I |
クラス |
− |
授業の概要 |
創作という観点からさまざまな時代と国の作品を分析するなかで楽譜に対する多様な視点をもち、感性を適切な根拠によって裏付けていく経験を積み重ねます。また、楽譜を書くことを通じてこれまでの学習経験を総合し、考えを適切に表す方法論を身につけます。 |
授業の到達目標 |
1 五線譜以外のさまざまな楽譜を読むことができる 2 楽譜に記された情報から、作曲家の意図を考察することができる 3 それぞれの楽譜の特性とそれを用いる音楽的な必然性を関連づけることができる 4 自分の見出した主題を楽譜を通じて音で表すことができる |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 楽譜とは何か |
2 | 言葉による楽譜 |
3 | 図形による楽譜 |
4 | 中世〜ルネサンスの楽譜 |
5 | 五線譜の展開(1)ロマン派まで |
6 | 五線譜の展開(2)現代まで |
7 | 日本の音楽で用いられる楽譜(1)楽器のための楽譜 |
8 | 日本の音楽で用いられる楽譜(2)声のための楽譜 |
9 | それぞれの楽譜の特性を総括する |
10 | 制作プランを立てる(1)主題を探す |
11 | 制作プランを立てる(2)方法論を決定する |
12 | 発表と意見交換(1)書かれたものと書き記せないもの |
13 | 発表と意見交換(2)書き手と読み手の認識の差異 |
14 | 発表と意見交換(3)作曲者、演奏者、聴者の溝 |
15 | まとめ 楽譜に書かれたもの、書かれなかったもの |
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テキスト・参考書 |
必要に応じてお知らせします。 |
自学自習についての情報 |
復習として授業内で取り上げた作品の映像や音源を確認し、楽譜と音楽をつねに関連づける習慣をつけましょう。 第10回以降は発表と意見交換が中心となりますので、発表のための準備をして臨んでください。 |
授業の形式 |
前半は講義形式ですが、第10回以降は演習形式で行います。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
グループ・ディスカッションを行い、発表の内容を深めます。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業内課題の継続的な取り組み(40%)期末レポート(60%)で評価します。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
受講者の音楽経験、授業実施形態の変更等により授業内容を変更することがあります。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
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