科目情報
科目名 教科指導実践演習C 
クラス − 
授業の概要 「教科内容・方法の理論と課題」の学びをもとに,理系・文系・芸体系研究者教員より「教科における授業づくりの方法とポイント」および「模擬授業」について説明を受ける。この説明をもとに受講生は「授業の指導計画と教材開発・研究,学習指導案づくり」を行い,「模擬授業」を実施し自身の課題の発見と修正をおこなう。続いて校種(小・中・高)別にフィールドワークを実施する。フィールドワークでは,教科の授業を中心に参観し,授業目標・内容・方法などを観察する。その上で,受講生は再度「模擬授業」を実施する。最後にグループワーク・全体討論などをおこない,自身の教科指導力を高める。 
授業の到達目標 ・教科における授業作りの方法とポイントを習得し,フィールドワークでの授業について教科内容・教科教育の両面について理論的方法で分析できる。
・教科の目標に則した学習指導計画を作成し模擬授業を行い,省察を行うことができる。また,模擬授業で発見した課題を修正した授業改善案を作成するとともに再度模擬授業を実施し,自身の教科指導力をたかめることができる。 
授業計画
内容
1第1回:「講座の概要説明」 「教科における授業づくり方法とポイント」について解説する。また「模擬授業」の進め方,「学習指導計画」の作り方についても説明する。 
2第2回:「授業づくりとモデル授業」 授業づくり(授業設計)に関して,教材開発・教材研究の方法などについて具体的に解説し,モデル授業によってその教材開発・教材研究の方法を解説する。 
3第3回:「模擬授業」 教科(理科永・文系・芸体系)、校種に別れ模擬授業を行う(小グループ)。ビデオ撮影・授業分析もとに課題を明確にするとともに振り返りのレポートを課す。 
4第4回:「模擬授業」 校種・教科の特徴と授業のねらいを生かした(目標と内容を重視)授業展開を行う。ビデオ撮影を行い,それをもとに課題を明確にするとともに振り返りのレポートを課す。 
5第5回:「模擬授業」 教科内容を基本にした教師と児童・生徒,児童・生徒間のコミュニケーションを促進すr授業を行う。授業担当者を中心に全員で授業改善に向けた方策や有効性について検討する。また,ビデオ撮影を行い,それをもとに課題を明確にするとともに振り返りのレポートを課す。 
6第6回:「フィールドワークFW」の事前学習 次週に行われる小・中・高の校種別FWについての概要を説明する。FWでの教科指導計画を検討し,授業参観での観察におけるポイントをグループごとに作成する。 
7第7回:「フィールドワークFW・各教科の授業参観」連携協力校に赴き,前時に学んだ観点をもって各教科の授業を参観する。授業参観後,連携協力校の担当教員が授業の解説を行い,意見交流を行う。 
8第8回:「フィールドワークFW・各教科の授業参観」連携協力校に赴き,前時に学んだ観点をもって各教科の授業を参観する。授業参観後,研究者教員がコーディネータ役となって意見交流を行う。 
9第9回:「フィールドワークFW」の振り返り
グループに分かれ,FWの事前に検討した観察の視点を中心に,FWの振り返りを行う。
「模擬授業」に向け,FWの学びを踏まえグループで検討する。 
10第10回:「授業の評価と授業改善」 模擬授業の自己評価を行い,改善点を明確にした授業の再構成案の作成に向けてグループでの検討を行う。 
11第11回:「授業の評価と授業改善・再構成」模擬授業の改善点を明確にした授業の再構成案を作成しグループでの検討を行う。 
12第12回:「模擬授業」 再構成された授業案をもとに,模擬授業(内容・方法を重視)を行う。  
13第13回:「模擬授業」 再構成された授業案をもとに,模擬授業(評価を重視)を行う。 
14第14回:「模擬授業」 再構成された授業案をもとに,模擬授業(方法を重視)を行う。模擬授業担当者を中心に全員で授業さらなる改善に向けた方策や有効性について検討する。 
15第15回:演習のまとめ 教科のねらいや特徴を踏まえ,児童・生徒の学びを重視した授業構成について,総括討論を行う。 
 
テキスト・参考書 [テキスト]文部科学省『小学校学習指導要領』『中学校学習指導要領』『高等学校学習指導要領』(最新版)
[参考書]授業時に説明・紹介する  
自学自習についての情報 模擬授業において主体的・協働的にに教材開発・教材研究を行う。フィールドワークにおいては観察及び参加した経験をもとに主体的・反省的に自己評価を行う。 
授業の形式 解説型講義、ワークショップ形式講義、グループワーク(全体、小集団)を授業テーマを有効化するように組み合わせて行う。 
アクティブラーニングに関する情報 ワークショップ型講義、グループワークでは討論、活動、自由試行を取り入れる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) レポート 40% フィールドワークのまとめ、各時間のコメントシートなど
模擬授業 60% 授業実践と学習指導案(2回)、模擬授業の振り返り、 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験)