科目情報
科目名 保育内容指導法演習 
クラス − 
授業の概要 領域「表現」「言葉」を中心に具体的な指導場面を想定した教材研究を行い、幼児の音楽的・言語的発達の特性をふまえた環境構成と援助のあり方を理解する。
ロールプレイやグループディスカッションを通して、幼児の主体的な表現を引き出す指導技術を習得する。
国内外の先進的な保育実践について映像教材等から学び、わが国における実践上の問題点などに関してディスカッションを行う。  
授業の到達目標 幼児の多様な表現を引き出し、主体的な表現活動を保証する環境構成および教材開発の方法を理解するとともに、指導に生かす技術を身につける。
幼児期の音楽的・言語的表現の発達をふまえた、遊びとしての指導のあり方を理解する。
主体的・対話的で深い学びを実現するための保育方法や保育内容を具体的に構想することができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション (担当:平井恭子・東村知子)
・本授業の概要および到達目標について説明する。 
2私たちの生活と音、音楽(担当:平井恭子)
・人間と音とのかかわりについて学ぶ。 
3手づくり楽器を用いた実習(担当:平井恭子)
・ 身近な材料を使って楽器を作り、楽器遊びを体験的に学ぶ。 
4楽器指導の実際(担当:平井恭子)
・さまざまな民族楽器に触れる(打楽器を中心に)。 
5幼児の主体的な動きを引き出すための指導法(担当:平井恭子)
・リトミックやコダーイを中心に、幼児の主体的な動きを引き出す指導法を学ぶ。 
6動きのための即興演奏法(担当:平井恭子)
・歩く、スキップ、ジャンプなど、幼児のさまざまな動きを引き出すピアノ伴奏法について学ぶ。 
7主体的表現活動を引き出すための保育者の援助(担当:平井恭子)
・ごっこ遊びについて、お話の題材を用いてイメージ音楽や動きの表現を創作することを学ぶ。 
8幼児の音楽表現と指導法のまとめ(担当:平井恭子) 
9乳幼児のことばの発達(担当:東村知子)
・乳幼児のことばの発達のみちすじについて概説する。 
10書き言葉の発達と幼小接続(担当:東村知子)
・書き言葉の発達のみちすじについて概説し、文字指導からみた幼小接続についてディスカッションを通して考える。 
11言葉での伝え合いと幼小接続(担当:東村知子)
・幼児期の言葉での伝え合いを促す環境構成と援助、および小学校の学習とのつながりについてディスカッションを通して学ぶ。 
12児童文化財の活用(1)絵本・紙芝居(担当:東村知子)
・保育における絵本・紙芝居の活用について、実践例の解説および演習を通して学ぶ。 
13児童文化財の活用(2)わらべうた・ことば遊び(担当:東村知子)
・かぞえうた、となえうた、ことば遊びなどの活用について、実践例の解説および演習を通して学ぶ。 
14児童文化財の活用(3)その他(担当:東村知子)
・人形劇、パネルシアター、素話などの活用について、実践例の解説および演習を通して学ぶ。 
15幼児の言語表現と指導法のまとめ(担当:東村知子)
・子どもの言葉を豊かにする保育実践と指導法について考える。 
 
テキスト・参考書 テキスト 『幼稚園教育要領解説』(最新版)
参考資料(映像) 『音楽的な遊びに見る乳幼児の発達 1?4』(平井恭子監修 新宿スタジオ)ほか適宜紹介する。 
自学自習についての情報 授業の進捗状況に合わせて、参考書や資料を提示するので、それらの資料を読んだ上で課題意識をもって授業に臨むこと。 
授業の形式 講義および演習 
アクティブラーニングに関する情報 グループディスカッションや模擬保育(ロールプレイ)などを実施する。  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業内での演習 (50%) 最終レポート(50%)  
その他(授業アンケートへのコメント含む)  
担当講師についての情報(実務経験) 公立幼稚園で教諭として、本学附属幼稚園で園長として勤務した経験があり、幼児の発達の姿に基づいた具体的指導法を適宜アドバイスしながら授業を展開する(平井恭子)。