科目情報
科目名 生徒指導・教育相談の理論と実践A 
クラス − 
授業の概要 広義の生徒指導のあり方について学ぶ。非行や体罰、いじめ等についてその基本的な考え方、個別指導、集団指導、学級・学年・学校経営、学習や授業との関連、学校内外の連携やチームによる支援、また特別支援教育とのかかわりなど、今日的な生徒指導上の具体的な課題について、教育学の知見をベースに、総合的な生徒指導力を身につけることを目指す。 
授業の到達目標 1.教員にとって生徒指導・教育相談とはどのような職務であるかを知る。
2.すべての児童生徒を対象に育む生徒指導のあり方について理解する(集団指導)。
3.問題行動と特別支援教育とをかかわらせながら、個に応じた指導の重要性について理解する(個別指導)。
4.学年主任や生徒指導主事が行う生徒指導の役割について理解する。
5.生徒指導事案のメディア対応について理解する。 
授業計画
内容
1生徒指導・教育相談とは何か 
2過去の非行を通して見る子どもの変容 
3小学校における非行とその対応ーゲストティーチャーとして小学校の生徒指導主任 
4中学校・高等学校における非行とその対応ーゲストティーチャーとして中学校・高等学校の生徒指導主事 
5問題行動と特別支援教育ーゲストティーチャーとして医療少年院法務教官 
6過去に起きた体罰事案の検証 
7体罰を用いない指導のあり方 
8過去に起きたいじめ事案の検証(特別支援教育との関連をとりあげながら) 
9過去に起きたいじめ重大事態事案の検証 
10生徒指導体制の検討ー生徒指導・教育相談・特別支援教育のすみ分けと協働について 
11教育相談の進め方(個別相談) 
12ケース会議の進め方 
13生徒指導主事の位置づけと役割 
14生徒指導事案に関するメディア対応の基本理論 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 [テキスト]片山紀子『四訂版 入門生徒指導』学事出版 2022年。
[参考書]角田豊・片山紀子・小松貴弘『子どもを育む学校臨床力ー多様性の時代の生徒指導・教育相談・特別支援』2016年。
[参考書] 片山紀子監修『実践・事例から学ぶ生徒指導』 2020年。 
自学自習についての情報 各回の授業内容に該当する箇所のテキストを読んだ上で授業に臨むこと。 
授業の形式 講義・演習 
アクティブラーニングに関する情報 グループディスカッションを含め、受講生同士で討論する機会を随時設ける。受講生が主体的に参加することを期待している。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1. 授業への取り組み(参加の様子、提出物) (70%)
2. 最終レポートへの取り組み(作成物) (30%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験)