科目情報
科目名 言語・文化セミナー 
クラス − 
授業の概要 この科目では、国語教育、英語教育の各分野における実践例と関連諸科学の知見を融合させ具体的に検討しながら、言語教育の学習デザインの基盤となる視座を構築する。そのため、国語教育、英語教育の各分野の教員が協働して授業を担当し、協働的な学びを中心とした学習を実施する。 
授業の到達目標 1.国語教育の学力観について具体的に説明できる。
2.英語教育の学力観について具体的に説明できる。
3.国語教育と英語教育の言語観について、共通点と相違点を説明できる。 
授業計画
内容
1国語教育における資質・能力・学力(寺田守)
・国語教育の新しい学力観について理解する。
・現在の国語教育の学力観が求められるようになった背景について理解する。 
2国語教育における深い学び(寺田守)
・DeSeCo等の国際的な学力観と学習観を理解する。
・国語教育において深い学びを実現する条件について理解する。 
3国語教育における対話(寺田守)
・国語教育の学習において対話の果たす役割について理解する。
・国語教育において対話的な学習を実現する条件について理解する。 
4国語教育における社会的構成主義に基づく授業実践(寺田守)
・社会的構成主義の考え方について理解する。
・国語教育の学習を社会的構成主義の視点から捉え直す。 
5国語教育における学習意欲と主体性(寺田守)
・国語教育の学習意欲の捉え方について理解する。
・国語教育の学習における主体性の考え方を理解する。 
6国語教育の教材と学習(寺田守)
・国語教育の教材の特徴について理解する。
・国語教育の授業作りについて現代的な視点を理解する。 
7国語教育における学力評価(寺田守)
・国語教育の学力評価の現代的な課題について理解する。
・国語教育の学力評価の方法について理解する。 
8英語教育における資質・能力・学力(西本有逸)
・英語教育の新しい学力観について理解する。
・現在の英語教育の学力観が求められるようになった背景について理解する。 
9英語教育における深い学び(西本有逸)
・DeSeCo等の国際的な学力観と学習観を理解する。
・英語教育において深い学びを実現する条件について理解する。 
10英語教育における対話(西本有逸)
・英語教育の学習において対話の果たす役割について理解する。
・英語教育において対話的な学習を実現する条件について理解する。 
11英語教育における社会的構成主義に基づく授業実践(西本有逸)
・社会的構成主義の考え方について理解する。
・英語教育の学習を社会的構成主義の視点から捉え直す。 
12英語教育における人格形成(西本有逸)
・人格の発達を認識論と存在論から理解する。
・どのような英語教育が人格形成に資するのかについて考察する。 
13英語教育の教材と学習(西本有逸)
・英語教育の教材の特徴について理解する。
・英語教育の授業作りについて現代的な視点を理解する。 
14英語教育における学力評価(西本有逸)
・英語教育の学力評価の現代的な課題について理解する。
・英語教育の学力評価の方法について理解する。 
15まとめ(寺田守・西本有逸)
・国語教育と英語教育の言語観、学力観、学習観、授業観について共通点と相違点を理解する。
・国語教育と英語教育の授業について相互交流の在り方について理解する。 
 
テキスト・参考書 [テキスト]授業時に必要に応じて資料を配付する。
[参考書]寺田守、2012、『読むという行為を推進する力』、溪水社、ほか 授業中に適宜指示する。 
自学自習についての情報 第01回に国語教育の学力観についての課題、第08回に英語教育の学力観についての課題、第15回に国語教育と英語教育の言語観の共通点と相違点についての課題が出る予定である。それ以外にも事例研究のための事前学習・振り返り課題が出ることがある。国語教育と英語教育を横断した言語観を学んでおくこと。 
授業の形式 講義・演習 
アクティブラーニングに関する情報 事例や教材についてグループでディスカッションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1.自己学習課題への取り組み(50%)
2.授業での課題への取り組み(30%)
3.授業への参加度(20%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験)