科目情報
科目名 数理自然・技術セミナー 
クラス − 
授業の概要 このセミナーでは、現代の生活・社会・自然における様々な事象を、数学・理科・技術それぞれの観点から捉え、教科横断的な学びを通して、科学的思考力・探究力を育成する学習デザインの力量形成を目指す。学びを通じて見出した課題に対する各専門的知識を共有し、協働的に課題解決に取り組む。 
授業の到達目標 1. 子どもの発達段階から見た数学・理科・技術分野の特性について理解することができる。
2. 数学・理科・技術分野の特性を理解した上で、教科横断型授業を実践的に開発することができる。
3. STEAM型授業デザインを構成する諸要素について理論的に理解することができる。
4. 授業デザインに関する理論的な考え方に基づいて学習指導案を作成することができる。
5. 作成した学習指導案に基づき模擬授業を実践し、省察を通して授業評価することができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション
STEAMの観点から教材を考案・分析することの目的と方法について学ぶ 
2子どもの発達段階と数理自然・技術分野の特性 
3発達特性を意識した数理自然技術分野における幼小中接続のカリキュラムデザイン 
4STEAM教育の視点からみた教科横断型授業の理論と実践 
5STEAM型授業デザインの基礎@ 目標・子ども理解・評価について 
6STEAM型授業デザインの基礎A 教材・単元構成・学習過程について 
7教科横断型授業の開発@ 授業テーマの構想・立案 
8教科横断型授業の開発A 具体的な内容の設定 
9教科横断型授業の分析@ 数学の観点から教育内容を分析 
10教科横断型授業の分析A 理科の観点から教育内容を分析 
11教科横断型授業の分析B 技術の観点から教育内容を分析 
12学習指導案の立案・作成 
13学習指導案の検討 
14模擬授業の実施 
15模擬授業の評価 
 
テキスト・参考書 参考書
黒田恭史編著「中等数学科教育法序論」共立出版
日本産業技術教育学会 技術教育分科会編「技術科教育概論」九州大学出版会 
自学自習についての情報 文献研究や事例分析、授業開発に関しては、授業外の時間も利用して取り組むこと 
授業の形式 講義・演習 
アクティブラーニングに関する情報 授業開発や事例分析に関しては、グループでディスカッションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1. 授業開発についての個人レポート (40%)
2. 授業開発にかかわる貢献度(20%)
3. 文献および事例についての個人レポート (20%)
4. 授業への参加度 (20%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験) 数学担当の教員は,小学校教諭として8年間勤務しており,これらの経験も踏まえて講義づくりを行う。
理科担当の教員は,2013年度より京都府教育委員会より委嘱を受けて,府内の小中学校における理科授業の改善に関わっており,その経験をふまえて講義づくりを行う。
技術担当の教員は,中学校(教諭,管理職)及び教育行政で勤務した経験があり,学校現場の実践(中等技術科における教材研究や,教員研修)について紹介しながら授業をすすめ,学校教員の職務に役立つ内容を含める。