| 科目名 |
国語科教育実践演習 -近現代文学- |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
２０２２年度から新学習指導要領が高校でも実施される。それにより、高校の国語科においては論理的・実用的な文章を扱う「論理国語」と文学的な文章を扱う「文学国語」という選択科目が登場する。この授業では、こうした新しい状況を鑑み、中学・高校の文学教材（とくに物語）における論理性や表現の可能性について考察するとともに、授業開発を行う。 |
| 授業の到達目標 |
１，文学教材をめぐる社会的状況や課題について理解する。
２，文学教材を研究する力を獲得する。
３，文学教材の授業方法を開発する。
４，修士論文執筆のための力を養う。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | ガイダンス |
| 2 | 「文学国語」「論理国語」をめぐる対立や課題について調査する１：文学研究者からの提言 |
| 3 | 「文学国語」「論理国語」をめぐる対立や課題について調査する２：新聞雑誌等の調査 |
| 4 | 文学教材における論理性について考察 |
| 5 | 教材研究と授業方法をつなぐためにすべきこと |
| 6 | 中間まとめ |
| 7 | 出席者による発表１：村上春樹「鏡」 教材分析 |
| 8 | 出席者による発表２：村上春樹「鏡」 授業開発 |
| 9 | 出席者による発表３：中島敦「山月記」 教材分析 |
| 10 | 出席者による発表４：中島敦「山月記」 授業開発 |
| 11 | 出席者による発表５：太宰治「走れメロス」 教材分析 |
| 12 | 出席者による発表６：太宰治「走れメロス」 授業開発 |
| 13 | 出席者による発表７：芥川龍之介「トロッコ」 教材分析 |
| 14 | 出席者による発表８：芥川龍之介「トロッコ」 授業開発 |
| 15 | 総括 |
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| テキスト・参考書 |
ガイダンスにて指示する。 |
| 自学自習についての情報 |
１、研究書および研究論文の講読を行うので、それらについての読み込みを各授業の前に行ってくること。
２、各自の研究課題や研究方法の参考となる文献を、授業で提示するもの以外にも積極的に読むこと。 |
| 授業の形式 |
演習形式で行う。 |
| アクティブラーニングに関する情報 |
出席者には、課題設定、考察、発表を、能動的かつ主体的に行うことを課す。 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
発表の達成度(80％)
授業への参加状況（討議内容等）(20％) |
| その他（授業アンケートへのコメント含む） |
大学院の授業であるため、研究方法はもちろんのこと理論的枠組みについて自覚的な読みや発表を参加者には求める。 |
| 担当講師についての情報（実務経験） |
特記事項なし |