科目情報
科目名 社会科教育実践演習 -政治- 
クラス − 
授業の概要 社会科(中学社会、公民)の教科書に記載されている政治に関する重要な概念(民主主義、立憲主義など)は、通常、「国民自身による政治」を理想とする立場から解釈され、説明されている。本授業では、これらの概念を、現実の政治の理解や評価に有効な別の視角(「国民のための政治」)から考察することを目指す。授業担当者による講義と、受講生の発表および報告とを中心とする。 
授業の到達目標 1 社会科で取り上げられる重要な概念に関して、具体的なイメージをもつことができる。
2 現在の政治制度を、政治理念と結びつけて説明することができるようになる。 
授業計画
内容
1イントロダクション−「主権者教育」に必要なことは何か。 
2「国民による政治」という理想 
3「政治」とは何か 
4ホッブズの社会契約論について 
5「立法」とは何か 
6ロックの社会契約論について 
7民主主義とは何か 
8国民主権について 
9立憲主義について 
10普通選挙と議会の働き 
11投票について 
12政治の心理学 
13総括と集団討議 
14個別発表 
15最終討議 
 
テキスト・参考書 [テキスト]授業中必要に応じて資料を配布する。
[参考書]佐藤幸治、2015、『立憲主義について 成立過程と現代』、左右社、ほか。 
自学自習についての情報 第12回、第15回の討議、第13回、第14回の個別発表のための準備を行う必要があるほか、事前学習の課題、振り返りの課題が出ることがある。 
授業の形式 講義、ディスカッション、プレゼンテーション。 
アクティブラーニングに関する情報 全員でディスカッションを行い、個別にプレゼンテーションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1 個別発表への取り組み(40%)
2 ディスカッションへの取り組み(40%)
3 授業への参加度(20%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし 
担当講師についての情報(実務経験) 免許更新講習講師、高校生への授業提供、京都市教育委員会夏季研修講師の経験がある。