科目名 |
コミュニケーションのための英文法 |
クラス |
f |
授業の概要 |
本授業では、現代英語の文法に関する重要なトピックについて講義し、コミュニケーションに役立つ英文法の知識の習得とその活用力の向上を目指すとともに、英語使用の具体的な場面や状況の中で適切な構文や表現の選択がどのように動機づけられ、選択されるかという点に観察の目を向け、一歩進んだ英文法の学習を目指す。現代英文法に関する主要テーマの中から特定のテーマを精選し、講義と演習を通して英語の文法力の更なる伸張を図る。授業で全専攻共通のテキスト(洋書)を使用する。担当教員の指導の下、授業計画に記している学習内容以外にも、適宜、学習の深化を図るための資料や課題を提供することがある。 |
授業の到達目標 |
1.英文法の学習法を理解できるようになる。 2.コミュニケーションにおける文法の有用性を理解できるようになる。 3.授業で扱った英文法の主要テーマに関する基礎知識を活用し、発信力・表現力を高めることができるようになる。 |
授業計画 |
本年度の授業では、2名の教員が授業を担当し、特に以下のテーマに重点を置く。 1.「助動詞」の諸相(話者の主観的態度(心的態度)を表す助動詞、特にshouldの用法を中心に) 2.「仮定法」の諸相(「直説法」との違いなども含む) 3.「受動構文」の諸相 4.「代名詞」(再帰代名詞や不定代名詞を含む)の諸相 5.「There構文・非人称it構文」の諸相 授業での学習活動については、以下のとおりである。 1.テキストの解説(文法事項および重要例文の解説) 2.アクティブ・ラーニングの手法を用いた「ペア・ワーク」または「グループワーク」の実施 3.テキストに掲載されている練習問題または新たな講義資料を活用した演習〔適宜、補充問題を追加するなどして演習の充実を図る〕
回 |
内容 |
1 | 全体オリエンテーション、前半の導入 (藤原) |
2 | 受動交替の基礎 (藤原) |
3 | 受動構文の諸相 (藤原) |
4 | 再帰代名詞の用法と慣用的表現 (藤原) |
5 | There構文と非人称it構文、some/anyの用法 (藤原) |
6 | 不定代名詞の諸相 (藤原) |
7 | 数量詞(存在数量詞)の諸相 (藤原) |
8 | 中間振り返り (藤原) |
9 | 後半の導入、助動詞の意味:willとbe going to を中心に (山内) |
10 | 助動詞の意味:can(could)と be able to を中心に (山内) |
11 | 助動詞 shouldの用法 (山内) |
12 | 仮定法の諸相:仮定法現在(命令的仮定法)を中心に (山内) |
13 | 仮定法と慣用的表現 (山内) |
14 | 直説法と仮定法:願望表現の形式と意味 (山内) |
15 | 後半のまとめ (山内) |
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テキスト・参考書 |
Murphy, Raymond (2019) English Grammar in Use(第5版). Cambridge University Press. |
自学自習についての情報 |
毎回授業の予習・復習を行うこと。授業担当者の指示に従って、適宜、授業以外の課題にも取り組み、教室外でも主体的な学習に取り組むことが求められる。 |
授業の形式 |
講義・演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
英語コミュニケーション活動以外にも、適宜、グループワークやペアワークを取り入れる。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
1)期末試験(70%) 2)課題提出・小テスト(20%) 3)授業への積極的な参加態度(10%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
期末試験において100点中50点以上の点数を取り、かつ12回以上授業に出席していることが単位修得の必要条件である。 再履修生で Murphy, Raymond (2004) English Grammar in Use(第4版)を使用していた人は、第5版を購入する必要はありません。第4版を持参して下さい。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
高等学校での勤務経験を有する教員は、学校現場での経験を活用して、学校教員の職務に役立つ内容を含める。 |