科目情報
科目名 教職論 
クラス c 
授業の概要 教育職員免許法における「教職に関する意義等」に対応する科目であり、教育学科および国文学科の教員が、主として教職の理念、歴史や理論,現代的状況について講義します。また、4回にわたり小・中学校の現職教員等が教職生活の実際について講義します。なお、現職教員等の授業の一部は10月28日(土)の1限と2限に行います。 
授業の到達目標 現代社会における教職の重要性を認識し、教職の意義・教員の役割や職務内容等を知り、そのために必要な意欲・資質能力を高めること。もに、教職に関わる原理と実際に関する認識の基礎を獲得できること。 
授業計画 9、10、12、13回目は、京都市・京都府委員会委員会から派遣された現職教員等による実践的な講義で、9と10は、土曜日の午前中2コマを使って実施する。
内容
1オリエンテーション−教職という進路とキャリア  
2教職の歴史  
3教職の実際 
4教員の職務と役割−多様な児童・生徒への対応を求められる教職 
5教職の法制と制度 
6教職の意義と教員の役割(教職の機能と課題)  
7教職の地位と身分(教員の職務内容・研修・服務及び身分保障)  
8授業づくり 
9クラスづくり及び生徒指導(小学校) 10月28日(土)1限(実地指導講師) 
10クラスづくり及び生徒指導(中学校) 10月28日(土)2限(実地指導講師) 
11クラス作りと生徒指導についての話し合い  
12求められる教師像(実地指導講師) 
13学校と保護者・地域社会との連携・チーム学校(実地指導講師) 
14教師像と地域連携・チーム学校についての話し合い  
15全体ふりかえり 教職と自らの進路選択について  
 
テキスト・参考書 油布佐和子『現代日本の教師−仕事と役割』(放送大学教育振興会、2015)その他、授業中に適宜、紹介します。 
自学自習についての情報 授業内容の理解を広げ深めるため、日頃から書籍、新聞、インターネット等を通して、学校や教職に対する関心を高めるとともに、自身の児童・生徒だった時の経験を丁寧に振り返ってほしい。 
授業の形式 講義形式を基本にしますが、現職教員の講義の後などには意見交換を行います。  
アクティブラーニングに関する情報 ペアワーク、グループワーク、全体での発表等を行います。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点)
現職教員の講義を受けたミニレポートの提出や授業参加への態度及び期末試験(レポート)で評価する。
なお、授業を4回以上欠席した場合、単位は取得できません。
 
その他(授業アンケートへのコメント含む) ☆現職教員等による授業(9、10、12、13回)は、原則としてすべて出席のこと。
☆現職教員等による授業では、服装に注意のこと。また、10月28日の授業は、土曜日の点を十分に留意のこと。
☆学習者の立場からみた教職を180度転回させて、教師・教員の視点から教職について知り、考える授業です。これまでの自分の経験を相対化するとともに、新たな視点を得てください。あわせて「打たれ強さ」についても学んでください。 
担当講師についての情報(実務経験) 現職教員または教育委員会の指導主事・管理主事による授業では、学校での職務と実践の実際あるいは課題について、また、中堅・ベテラン教員が講義、教員の役割や職務内容等の実際に関する内容を提示します。